インディアンウェルズで中国の袁悦・張之臻が初戦敗退
インディアンウェルズで行われているテニスのWTA1000・ATP1000大会で、中国の袁悦(ユアン・ユエ)と張之臻(ジャン・ジジェン)がいずれもシングルス1回戦で敗れました。国際テニスニュースとして注目される大会の結果を、日本語で整理します。
インディアンウェルズで中国勢がそろって姿を消す
現地時間木曜日に行われた1回戦で、女子シングルス世界68位の袁悦は、ウクライナのダヤナ・ヤストレムスカに6-2、6-4のストレートで敗戦しました。男子では世界51位の張之臻が、カナダのガブリエル・ディアロに2-6、6-2、7-6(7)で競り負け、中国勢は男女とも2回戦進出を逃しました。
袁悦、サービスに苦しみストレート負け
袁はこの試合、サービスゲームに課題を残しました。自身のサービスポイント獲得率は50%にとどまり、キープに苦労する場面が目立ちました。一方で、リターンゲームでは6本あったブレークポイントのうち2本をものにし、要所で食らいつく場面も見せました。
それでも、第1セットは2-6でヤストレムスカに主導権を握られると、第2セットも4-6で落とし、反撃は及びませんでした。ランキング46位のヤストレムスカは安定したプレーで試合をコントロールし、中国の有望株である袁に付け入る隙を与えませんでした。
張之臻、雨に揺さぶられたフルセットの激戦
男子シングルスの張は、雨の影響で中断を挟む難しいコンディションの中で戦うことになりました。試合はフルセットにもつれ込み、スコアは2-6、6-2、7-6(7)と、最終セットのタイブレークまでもつれた接戦でした。
スタッツを見ると、張は11本のサービスエースを記録し、ウィナー(決定打)の本数でも相手を上回りました。アンフォーストエラー(自らのミス)もディアロより少なく、内容としては前向きに評価できる部分も多い試合でした。それでも、勝負どころで冷静さを保ったのは世界88位のディアロでした。2時間49分に及ぶロングマッチの末、わずかな差で張は勝利を逃しました。
ヤストレムスカとディアロの次戦カード
勝ち上がったヤストレムスカは、女子シングルス2回戦で世界32位のオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦します。WTA1000大会という大舞台で、勢いそのままに上位シードへの挑戦となります。
男子では、ディアロが2回戦でフランスのアルテュール・フィスと対戦します。フィスは世界21位で、1回戦は免除となっていました。ランキング上位との対戦が続く中で、ディアロがどこまで勝ち進めるかも注目ポイントです。
WTA1000・ATP1000で戦う意味
インディアンウェルズのようなWTA1000、ATP1000クラスの大会は、四大大会に次ぐ格付けとされる重要なツアー大会です。世界トップクラスの選手が集まるため、1回戦からランキングの近い選手同士の激しい戦いが続きます。
袁悦と張之臻はいずれも世界50位前後のポジションで、こうした大会に本戦から出場し、接戦を演じていること自体が、中国テニスの存在感の高まりを物語っています。今回の初戦敗退は悔しい結果ではあるものの、トップレベルの相手と本気でぶつかった経験は、今後のシーズンを戦ううえで貴重な財産となるはずです。
これからの中国テニスと私たちの見方
今回のインディアンウェルズでは、中国勢は初戦で姿を消す形となりましたが、スコアや試合内容を見ると、単純な勝敗以上のものが見えてきます。サービスに課題を残しながらも要所でブレークした袁、スタッツで上回りながらも最後のポイントを取りきれなかった張。それぞれが世界の壁の高さと、あと一歩の手応えを同時に感じた試合だったといえます。
国際テニスニュースを追う私たちにとっても、単に勝った、負けたという結果だけでなく、どのように戦い、どんな課題と収穫があったのかに目を向けることが、スポーツの見方を深めるヒントになります。今後のツアーで、両選手がどのように成長し、再び大舞台に戻ってくるのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








