ネイマール、ブラジル代表に約1年ぶり復帰 W杯南米予選を前に
サッカーの国際ニュースです。ブラジル代表の元主将ネイマールが、約1年ぶりに代表へ復帰し、2025年3月のワールドカップ南米予選に向けて招集された動きは、いま振り返っても注目すべき出来事でした。
1年以上ぶりの代表復帰、33歳の決断
当時33歳だったストライカーのネイマールは、約1年以上ブラジル代表から遠ざかっていましたが、ドリヴァル・ジュニオール監督は3月の代表メンバーに彼を再び呼び戻しました。相手はコロンビアとアルゼンチンという南米の強豪で、ワールドカップ予選の行方を左右しかねない2試合でした。
ブラジルは南米予選で5位と、決して安泰とは言えない順位に位置しており、巻き返しの切り札としてネイマールの経験と決定力に期待が集まりました。国際ニュースとしても、このネイマール再招集は大きく取り上げられました。
- ネイマールが約1年ぶりにブラジル代表に招集
- 2023年10月のACL断裂から古巣サントスで復帰
- ブラジルは当時、南米予選5位で巻き返しが急務
- コロンビア戦、アルゼンチン戦という重い2連戦を前にした決断
ACL重傷からサントスでの再スタート
ネイマールは2023年10月、前十字じん帯(ACL)を断裂する大きなケガを負い、長期離脱を余儀なくされました。その後、サウジアラビアのアル・ヒラルを今年1月に離れ、プロとしての出発点でもあるブラジルのサントスと6か月契約を結びます。
代表復帰が決まるころには、サントスで90分間フル出場した試合がすでに2試合あり、一部の試合では終盤を前に交代でベンチに退いていました。コンディションは実戦の中で徐々に戻りつつあり、試合勘を高めながら代表合流のタイミングを探っていたと言えます。
南米予選で待っていたコロンビアとアルゼンチン
ブラジル代表は、当時の南米予選5位という状況で、ホームとアウェーの連戦に臨むことになりました。まず3月20日にコロンビアをホームに迎え、5日後にはブエノスアイレスのモヌメンタル・デ・ヌニェス・スタジアムで首位アルゼンチンと対戦する日程でした。
ホームで確実に勝ち点を積み上げたいコロンビア戦、そして首位を走るアルゼンチンにアウェーで挑む一戦。どちらも、ブラジル代表にとってはワールドカップ予選の流れを左右する試合として位置づけられていました。その中で、ネイマールの存在は、攻撃面だけでなく、チーム全体の精神的な支えとしても期待されていました。
ドリヴァル監督が示した慎重さ
それでも、ドリヴァル・ジュニオール監督はネイマールを全盛期と同じようにフル稼働させるとは考えていなかったことがコメントから読み取れます。
監督は、ネイマールがサントスで既に90分プレーした試合が2試合ある一方で、一部の試合では終盤に温存されていると指摘しました。そのうえで、代表戦までの期間でどこまでパフォーマンスを上げられるかを見極めたいと、慎重な姿勢を示しています。
長期離脱明けのスター選手を代表に招集する際には、クラブでの試合出場時間、ケガの再発リスク、そして代表チームで求められる役割のバランスをどう取るかが常に課題になります。ドリヴァル監督の発言は、その難しさを象徴していると言えるでしょう。
スターの復帰に私たちは何を期待するのか
ネイマールの代表復帰は、ブラジル代表の戦力という枠を超え、サッカー界におけるスター選手のあり方を考えさせる出来事でもありました。重傷から復帰した選手に、どこまでプレッシャーをかけていいのか。代表チームは、結果と選手のキャリアのどちらを優先すべきなのか。
一方で、ネイマールのような存在がピッチに戻ってくることは、多くのファンにとって希望でもあります。南米予選という厳しい舞台に向けて、ブラジル代表がなぜ彼を再び呼び寄せたのかを振り返ることは、スポーツを見る私たち自身の期待や価値観を見直すきっかけにもなります。
国際ニュースとしてのインパクトだけでなく、スポーツと選手の関係を考える素材としても、このネイマール再招集は記憶に残るトピックだったのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








