インディアンウェルズテニス:中国の鄭欽文がアザレンカ撃破、3回戦へ
テニスのインディアンウェルズで、中国の五輪女王・鄭欽文が元世界1位ビクトリア・アザレンカをストレートで破り、WTA1000大会の3回戦に進出しました。国際テニスの大舞台で、中国選手の存在感を示す一戦となりました。
鄭欽文、元世界1位を6−3、6−4で下す
現地金曜日に行われたインディアンウェルズの女子シングルスで、第8シードの鄭欽文は、ベラルーシ出身の元世界1位アザレンカに6−3、6−4で勝利しました。これは、WTA1000と呼ばれる女子ツアーでも上位カテゴリーの大会での重要な白星です。
鄭は第1回戦を免除されており、この試合が今大会の初戦でしたが、危なげない内容で好スタートを切りました。これまでアザレンカとの対戦成績は2戦2敗でしたが、3度目の対戦でついに初勝利をつかみました。
三度目の対戦でつかんだ初白星
試合後、鄭はアザレンカへの敬意と、自身の戦い方についてこう振り返っています。
「アザレンカに勝つのは今回が初めてです。本当に素晴らしい選手なので、私はできるだけ堅実にプレーして、彼女と多くラリーを続けることを心掛けました。アザレンカはとても安定した選手なので、こちらがチャンスを逃すと一気に流れを持っていかれてしまいます」
第2セットでは、鄭が2−0とリードしながら追い上げを許す場面もありましたが、最後は主導権を握り直して勝ち切りました。鄭は「19歳と21歳のときに2度負けているので、この勝利は本当にうれしいです」とも語り、長年の課題だった相手からの勝利に笑顔を見せました。
コメントから見えるメンタルと戦術の成熟
強打だけでなく「堅実さ」と「ラリーの継続」を重視したという鄭のコメントからは、攻撃一辺倒ではないバランスの取れたゲームプランがうかがえます。元世界1位を相手にしながらも、自分の形を崩さずポイントを重ねたことが、ストレート勝利につながったと言えそうです。
また、第2セットでリードを追いつかれながらも試合を締め切った点は、メンタル面の成長を示す場面でした。トップ選手として勝ち切る力を身につけつつあることを印象づける内容です。
男子では布雲喬柯特がメドベージェフに敗退
同じくインディアンウェルズで行われたATP1000大会では、中国の布雲喬柯特が男子シングルス2回戦に登場しました。第5シードでロシア出身のダニール・メドベージェフに6−2、6−2で敗れ、3回戦進出はなりませんでした。
世界トップクラスの実力を持つメドベージェフを相手に、スコアは6−2、6−2と厳しい数字になりましたが、このレベルの選手との対戦経験は、今後の成長にとって貴重な財産となるはずです。
インディアンウェルズで広がる中国テニスの存在感
女子では五輪女王の鄭欽文がWTA1000大会で3回戦へ進み、男子では布雲喬柯特がATPのビッグイベントで2回戦に進出しました。勝敗は分かれましたが、インディアンウェルズという大きな舞台で、中国選手が当たり前のようにプレーしている光景は、国際テニスシーンの変化を映し出しています。
今後のラウンドで、鄭がどこまで勝ち進むのか、そして中国の選手たちがどのように存在感を高めていくのか。アジア発のテニスを追いかけるうえで、インディアンウェルズは引き続き注目の大会となりそうです。
Reference(s):
China's Zheng beats Azarenka to move into Indian Wells third round
cgtn.com








