女子テニス国際ニュース:BNPパリバ・オープン 鄭欽文、世界2位スウィアテクに8強で敗退
女子テニスの国際大会BNPパリバ・オープンで、中国の鄭欽文選手が世界ランキング2位のイガ・スウィアテク選手にストレートで敗れ、女子シングルス準々決勝で姿を消しました。昨年のパリ夏季五輪での金メダルへの道でスウィアテクを下していた鄭にとって、悔しいリベンジマッチとなりました。
スウィアテクが主導権を握った準々決勝
米カリフォルニア州インディアンウェルズで行われたBNPパリバ・オープン女子シングルス準々決勝で、世界9位の鄭欽文選手は、ポーランド出身の23歳、イガ・スウィアテク選手と対戦しました。試合は悪天候による中断を挟みながらも行われ、結果は6-3、6-3。スウィアテクが1時間35分で勝利を収めました。
第1セット:5-1からの追い上げも及ばず
第1セットは、スウィアテクが立ち上がりから圧倒し、一気に5-1とリードを広げました。その後、鄭がブレークバックに成功し、自身のサービスゲームもキープして5-3まで巻き返します。しかし勢いに乗り切る前に、次のスウィアテクのサービスゲームを崩すことができず、セットを奪われました。
第2セット:0-4から反撃するも振り切られる
続く第2セットでも、スウィアテクが先に流れをつかみ、立て続けにゲームを奪って4-0とリード。鄭も意地を見せて反撃し、再び盛り返す場面をつくりましたが、最後は世界2位の安定感の前に押し切られ、ストレート負けとなりました。
数字に表れた差:ブレークポイントとサービス
この試合で鄭は、要所での凡ミスに苦しみました。ブレークポイントは5度のチャンスのうち2度しかものにできず、リードを広げる場面でギアを上げきれませんでした。
一方のスウィアテクは、与えられた5本のブレークポイントをいずれも確実に決め、サービスでも第1サーブから74パーセントのポイントを獲得。攻守のバランスと決定力の高さが、スコアにもはっきりと表れた形です。
パリ五輪準決勝からの「逆転劇」
今回の結果は、昨年行われた2024年パリ夏季五輪女子シングルス準決勝での対戦の「逆転」となりました。当時は鄭が6-2、7-5でスウィアテクを下し、そのまま金メダル獲得へとつなげています。
四大大会で通算5度優勝しているスウィアテクに対し、鄭はそのパリ五輪で大舞台の経験と自信を手にしましたが、インディアンウェルズでは再び世界トップクラスの壁の厚さを突きつけられる格好となりました。
スウィアテクの視点:風と中断の難しさ
試合後、スウィアテクはコート上のインタビューで、終盤に風が強くなり、試合中にコンディションが変わる難しさを振り返りました。風向きや球足の変化に素早く対応する必要があり、簡単ではなかったと語っています。
それでも最後まで集中力を切らさずにプレーし続けたことに手応えを感じている様子で、ブレークや中断もあって少し不思議な試合になったが、冷静さを保つことを意識し、それができたことがうれしいと、自身のメンタル面の成長もにじませました。
大会3度目の頂点へ、準決勝の相手はアンドレエワ
スウィアテクは、この勝利でBNPパリバ・オープン3度目の優勝に向け、準決勝進出を決めました。準決勝では、ロシアのミラ・アンドレエワ選手と対戦することになり、若手とトップランカーがぶつかるカードとしても注目が集まりました。
一方の鄭欽文選手にとっては、パリ五輪金メダリストとして臨んだ大きな大会でのベスト8止まりという結果ですが、世界トップと渡り合う力をすでに示していることも事実です。今後のツアーで、この敗戦からどのような学びと進化を見せるのか、女子テニスの国際ニュースとしても引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
Zheng Qinwen's BNP Paribas Open run halted by World No. 2 Iga Swiatek
cgtn.com








