アルカラス、インディアンウェルズ3連覇へ 準決勝でドレイパー警戒
インディアンウェルズでアルカラスが直面する「タフな試験」
男子テニスの国際大会、BNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)の男子シングルスで、2大会連続優勝中のカルロス・アルカラス選手(スペイン)が、準決勝で対戦するジャック・ドレイパー選手(イギリス)を強く警戒しています。大会3連覇という歴史的な挑戦の前に、若き左利きとの一戦を「タフなテスト」と位置づけています。
3連覇ならフェデラー、ジョコビッチの仲間入り
世界ランキング3位のアルカラス選手は、インディアンウェルズで3年連続優勝を狙っています。もし達成すれば、男子ではロジャー・フェデラー選手とノバク・ジョコビッチ選手に続き、大会3連覇を成し遂げる数少ない選手の一人となります。いまの男子テニス界をけん引する存在として、その重みは小さくありません。
「リズムとスピードがある」ドレイパーを高評価
アルカラス選手は、左利きのドレイパー選手について次のように評価しています。
- リズムがあり、ボールにスピードがある
- ショットの質が高い
- プレースタイルがインディアンウェルズの環境に合っている
アルカラス選手は「いまの彼はとてもコンディションが良く、野心的で、常に攻めてくる。それが非常に厄介な相手である理由だ」と語り、ランキング上は自分が上位でありながら、決して油断できないと強調しました。
数字の上では3勝1敗、それでも楽観なし
両者のこれまでの対戦成績は、アルカラス選手の3勝1敗と、スペインの若きエースが優位に立っています。ただし、そのうち2勝はドレイパー選手の途中棄権によるものです。
- 2023年 インディアンウェルズ:ドレイパー選手が途中棄権
- 今年の全豪オープン4回戦:ドレイパー選手は3試合連続のフルセット勝利のあと、アルカラス戦で途中棄権
特に全豪オープンでは、ドレイパー選手は3試合連続で5セットマッチを戦い抜いた直後の対戦でした。単純な対戦成績だけでは、両者の実力差を測りきれないことがうかがえます。
もう一つの準決勝はメドベージェフ対ルーネ
男子シングルスでは、反対側の山でも注目のカードが組まれました。ダニール・メドベージェフ選手(ロシア)は、3年連続のインディアンウェルズ決勝進出を目指し、デンマークの若手ホルガー・ルーネ選手との準決勝に臨みます。
メドベージェフ選手は準々決勝で、20歳のアルテュール・フィス選手(フランス)を相手に、6-4、2-6、7-6(9-7)というスコアの接戦を制しました。タイブレークで9-7と競り勝った直後には、コート上で飛び跳ねて喜びを表すほどの激戦でした。
29歳で四大大会(グランドスラム)決勝進出6回を誇るメドベージェフ選手は、経験豊富なトップ選手として知られます。一方のルーネ選手は、20代前半の伸び盛り。これまでの対戦成績はメドベージェフ選手の2勝1敗で、そのうち1勝は昨年のインディアンウェルズ準々決勝で挙げたものです。
インディアンウェルズが映し出す「新世代」と「実績組」
今回のインディアンウェルズでは、アルカラス選手やルーネ選手、ドレイパー選手、フィス選手といった20代前半の新世代が次々と上位に進出し、男子テニスの世代交代を象徴するような顔ぶれになっています。
一方で、メドベージェフ選手のように四大大会やマスターズで実績を重ねてきた選手も、なお強さを見せています。準決勝の構図は、次のようにも整理できます。
- アルカラス vs ドレイパー:大会2連覇中の王者と、野心あふれる左利きの挑戦者
- メドベージェフ vs ルーネ:実績豊富な29歳と、勢いのある若手との対決
インディアンウェルズは、ハードコートのシーズン序盤を占める重要なATPマスターズ大会です。ここで誰が勝ち上がるかは、その年の男子ツアー全体の流れを占う指標にもなります。3連覇を狙うアルカラス選手が歴史に名を刻むのか、それとも新たな主役がその歩みを止めるのか。テニスファンにとって、見逃せない一日となりそうです。
Reference(s):
Alcaraz expects tough test from Draper in Indian Wells semifinals
cgtn.com








