ISUショートトラック世界選手権でオランダが混合リレー世界新
北京で開幕した国際スケート連盟(ISU)ショートトラック世界選手権で、オランダ代表が二千メートル混合チームリレーの世界記録を更新しました。わずか数日前にカナダが打ち立てたばかりの記録を塗り替えた形で、会場の首都体育館は大きな歓声に包まれました。
準々決勝での二分三十五秒三三九が新記録に
三日間の日程で行われる今大会は金曜に開幕しました。その初日となる混合チームリレー(二千メートル)の準々決勝で、オランダは二分三十五秒三三九をマークし、世界記録を更新しました。
レースを走ったのは、ザンドラ・フェルツェボール選手、ミシェル・フェルツェボール選手、イェンス・ファントヴァウト選手、トゥーン・ボール選手の四人です。男女二人ずつで構成される混合リレー種目で、四人はスタートからゴールまで安定したスピードとスムーズなバトンパスを見せ、観客を何度も沸かせました。
カナダが出した前記録を〇・〇八八秒更新
今回の世界新記録が特に注目されるのは、その更新幅の小ささです。前の世界記録は、十二月六日に同じ首都体育館で行われたISUショートトラックスピードスケートワールドツアーで、カナダ代表がマークした二分三十五秒四二七でした。
オランダのタイムはこれを〇・〇八八秒上回るもので、トップレベルのショートトラックの世界では、ほんのわずかなミスや加速の差が記録を左右することを改めて示した形です。同じリンク、同じ種目で記録が短期間に塗り替えられたことで、二千メートル混合リレーが現在のショートトラックで最も競争が激しい種目の一つであることも浮かび上がりました。
開催国の中国は転倒で準決勝進出ならず
一方、ホームリンクとなる中国代表は、残念ながら準決勝進出を逃しました。混合リレーのレース中にスン・ロン選手が転倒し、大きくタイムを落としたためです。
中国チームは序盤から積極的に先頭争いに加わり、観客の声援を背にレースを進めていましたが、転倒は一瞬の判断と接触が影響するショートトラック特有の難しさを改めて印象づける場面となりました。それでも、最後まであきらめない滑りを見せたことで、会場からは温かい拍手も送られていました。
混合リレーが映し出すショートトラックの現在地
男女混合で争われる二千メートルリレーは、チームワークと個々のスプリント能力の両方が問われる種目です。今回の世界新記録からは、次のようなポイントが見えてきます。
- わずか〇・〇八秒台の更新が示す、トップレベルの接戦ぶり
- 短期間で世界記録が塗り替えられるほどの競技レベルの向上
- 同じ会場でカナダとオランダが相次いで記録を出したことによる、リンクへの適応力の重要性
オランダ代表の活躍は、欧州勢を含む各国が混合リレーに力を入れていることを印象づけるものであり、今後の国際大会でもこの種目が一つの見どころであり続けることを予感させます。開催国の中国にとっては悔しい結果となりましたが、ホームリンクでの経験は次のシーズンに向けた重要な財産となりそうです。
Reference(s):
Netherlands breaks mixed team relay WR at ISU World Championships
cgtn.com








