ブンデスリーガ首位バイエルン、ウニオンに1-1ドローで9ポイント差に
今季ブンデスリーガの首位を走るBayern Munich(バイエルン・ミュンヘン)は、土曜日に行われたUnion Berlin(ウニオン・ベルリン)とのアウェー戦で1-1と引き分けました。勝ち点3こそ逃したものの、2位とのリードは9ポイントに拡大。欧州サッカーの国際ニュースとしても注目された一戦は、終盤のミスから思わぬ形で振り出しに戻っています。
試合結果とスコアの概要
試合は後半に動きました。バイエルンは75分、途中出場のLeroy Sane(レロイ・サネ)がMichael Olise(マイケル・オリーセ)の折り返しを冷静に決め、ようやく先制点を奪います。
しかしリードはわずか8分間しか続きませんでした。終盤、Union Berlinは反撃に出て選手交代を行い、攻勢を強めます。Josip Juranovic(ヨシプ・ユラノビッチ)がゴール前へふわりとクロスを上げると、ゴールマウスを守るJonas Urbig(ヨナス・ウルビヒ)がパンチングを試みますが、これが中途半端なクリアに。こぼれ球に反応したBenedict Hollerbach(ベネディクト・ホレルバッハ)がヘディングで押し込み、ウニオンが同点に追いつきました。
この1点でスコアは1-1のまま終了。バイエルンにとっては、内容からすれば勝ち試合を取りこぼした印象の残るドローとなりました。
バイエルンの支配と決定力不足
ヴィンセント・コンパニ監督率いるバイエルンは立ち上がりから主導権を握り、相手陣内に押し込む展開を続けました。ウニオンはコンパクトな守備ブロックを敷き、バイエルンにロングシュートを打たせる形に持ち込むなど、粘り強い対応を見せます。
前半のバイエルンにとって最大のチャンスは、アディショナルタイムに訪れます。Oliseのスルーパスで抜け出したSerge Gnabry(セルジュ・ニャブリ)がゴールに迫りましたが、角度のない位置から放ったシュートは、Unionの守護神Frederik Ronnow(フレデリック・ロノウ)に阻まれました。
後半もバイエルンは攻勢を続け、Jamal Musiala(ジャマル・ムシアラ)やHarry Kane(ハリー・ケイン)に決定機が訪れますが、いずれも決め切れません。ようやく75分のSaneのゴールで均衡を破ったものの、試合全体を通してみれば、支配に対して得点が少ない展開だったと言えます。
守護神不在とウルビヒにのしかかった重圧
同点ゴールの場面で注目を集めたのが、バイエルンの若い守護役Jonas Urbigです。Manuel Neuer(マヌエル・ノイアー)とDaniel Peretz(ダニエル・ペレツ)が負傷離脱する中、ウルビヒがゴールマウスを託されています。
決定的なミスと断じるのは酷かもしれませんが、Juranovicのクロスに対するパンチングは力強さを欠きました。そのわずかな隙を、かつてバイエルンのアカデミーに所属していたHollerbachが見逃しませんでした。若いゴールキーパーが大舞台で経験を積む一方で、その一瞬の判断が勝ち点に直結するポジションの難しさが浮き彫りになった場面です。
首位バイエルンの順位と優勝争いへの影響
この引き分けで、バイエルンは勝ち点を62に伸ばし、ブンデスリーガ首位の座を守りました。記録的な34度目のリーグ優勝を目指すクラブにとって、数字だけを見れば悪くない結果です。
ただし、2位のBayer Leverkusen(バイヤー・レバークーゼン)は暫定で1試合少ない状況にあり、次にStuttgart(シュツットガルト)とのアウェー戦を控えています。レバークーゼンは現在の王者であり、その試合結果によっては勝ち点差が縮まる可能性もあります。
さらに気になるのは、バイエルンがリーグ戦で2試合連続して勝ち星を逃していることです。前節にはホームでBochum(ボーフム)に3-2で敗れており、今回はリードしながら追いつかれる形でのドロー。結果として首位はキープしつつも、ここにきてパフォーマンスの波が見え始めているとも受け取れます。
ユニオン・ベルリンにとって価値ある1ポイント
一方のUnion Berlinにとって、この引き分けは大きな意味を持ちます。試合の大半で守備的に構え、プレッシャーを受け続けながらも、終盤のわずかなチャンスを逃さずに同点に持ち込みました。
この結果により、ウニオンは順位を13位へと1つ上げました。ブンデスリーガでのバイエルン戦はこれで12試合連続未勝利と、いまだ白星こそありませんが、首位チーム相手に土壇場で追いついたことは、チームの自信や勢いにつながるはずです。
きょうの視点:この試合から見えること
今回のブンデスリーガの一戦からは、いくつかのポイントが浮かび上がります。
- バイエルンはボールを支配しながらも、決定機を確実にものにする力と、リードを守り切る試合の締め方に課題を残した。
- 守護神不在の中でゴールキーパーにかかる重圧は大きく、そのポジションの不安定さが優勝争いに影を落とす可能性がある。
- ウニオン・ベルリンは、自陣に重心を置いたコンパクトな守備からカウンターを狙う自分たちのスタイルを貫き、限られたチャンスを生かして勝ち点1をもぎ取った。
- 勝ち点差が9に広がったとはいえ、2位レバークーゼンが1試合少ない状況にあり、今後の試合結果次第で優勝争いはまだ動く余地がある。
日本のサッカーファンにとっても、ブンデスリーガのタイトルレースの行方を追ううえで、こうした首位チームの取りこぼしは、シーズン全体の流れを左右し得る重要なニュースと言えます。バイエルンがこの2試合のつまずきをどう修正していくのか、次節以降のパフォーマンスに注目が集まりそうです。
Reference(s):
Bundesliga leaders Bayern Munich held to 1-1 draw by Union Berlin
cgtn.com








