中国バドミントンがBWFスイス・オープンを席巻 4金2銀の圧勝劇
中国バドミントン代表がBWFスイス・オープンで4個の金メダルと2個の銀メダルを獲得しました。オリンピック女王のチェン・ユーフェイの復活優勝をはじめ、各種目で中国勢の層の厚さが際立つ結果となりました。
BWFスイス・オープンで中国が圧倒的な存在感
スイスで開催されたBWFスイス・オープンは、世界バドミントン連盟(BWF)が主催する国際大会です。今大会で中国代表は5種目中4種目で金メダル、さらに2つの銀メダルも手にし、メダルランキングで他国を大きく引き離しました。
- 金メダル:女子シングルス、男子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス
- 銀メダル:女子ダブルス、混合ダブルス
特に決勝の多くが中国勢同士の対決となり、国内の競争レベルの高さをうかがわせました。
女子シングルス:チェン・ユーフェイ、今季初タイトル
女子シングルスでは、オリンピック金メダリストのチェン・ユーフェイ(Chen Yufei)がデンマークのライン・ケアスフェルト(Line Kjaersfeldt)を21-17、21-17のストレートで下し、今季初優勝を飾りました。
チェンにとっては、2023年のインドネシア・オープン以来となるタイトルで、約2年ぶりの国際大会優勝です。安定したラリーと要所でのギアチェンジが光り、終始主導権を握った内容となりました。
男子シングルス:世界17位ウェン・ホンヤンが頂点に
男子シングルスでは、世界ランキング17位のウェン・ホンヤン(Weng Hongyang)が決勝でクリスト・ポポフ(Christo Popov)を圧倒し、優勝をつかみました。
ランキング上位勢がひしめく中での優勝は、ウェンにとって大きな自信となる結果です。スピードとパワーを兼ね備えたプレーで主導権を握り、相手に大きな反撃の隙を与えませんでした。
女子ダブルス:世界1位ペアを破る中国ペア対決
女子ダブルス決勝は、中国ペア同士の顔合わせとなりました。ジア・イーファン(Jia Yifan)/ジャン・シュウシェン(Zhang Shuxian)組が、世界ランキング1位のリウ・ションシュ(Liu Shengshu)/タン・ニン(Tan Ning)組を2-1で下し、タイトルを手にしました。
リウ/タン組は世界ランキング1位らしい安定感を見せましたが、ジア/ジャン組が勝負どころで一歩上回り、接戦を制しました。決勝が中国勢同士の対戦となったこと自体が、女子ダブルスにおける中国の層の厚さを象徴しています。
混合ダブルス:決勝は中国勢同士、フォン/ウェイ組が優勝
混合ダブルスでも決勝は中国勢同士の対決となりました。フォン・ヤンジェ(Feng Yanzhe)/ウェイ・ヤーシン(Wei Yaxin)組が、同じ中国代表のジュ・イージュン(Zhu Yijun)/ジャン・チー(Zhang Chi)組を2-0のストレートで破り、金メダルを獲得しました。
スコア上はストレート勝ちでしたが、ラリーは拮抗しており、中国代表内での競争が激しいことを示す内容でした。混合ダブルスというペアの連携が問われる種目でも、中国勢の組み合わせの多彩さが目立ちます。
中国バドミントンはなぜ強いのか
今回のBWFスイス・オープンでの4金2銀という結果は、中国バドミントンの強さの理由をあらためて浮き彫りにしました。
- 層の厚い代表選手層:複数種目で決勝が中国勢同士となり、代表内の競争が国際大会レベルにあることが分かります。
- 長期的な強化システム:若手からベテランまで、世代ごとの選手が国際舞台で結果を出しており、継続した強化体制がうかがえます。
- ダブルス種目の多彩さ:女子ダブルスと混合ダブルスで複数のペアが結果を残しており、ペア変更にも柔軟に対応できる強みがあります。
こうした要素が組み合わさることで、中国は現在も世界バドミントン界で中心的な存在であり続けています。
今後の国際シーズンへの意味
BWFスイス・オープンでの好結果により、中国勢は今後のBWFワールドツアーや世界選手権に向けて大きな弾みをつけました。特に、チェン・ユーフェイの復活優勝とウェン・ホンヤンのタイトル獲得は、シングルス種目の勢力図にも影響を与えそうです。
一方で、デンマークのライン・ケアスフェルトやクリスト・ポポフなど、他国の選手も決勝に進出しており、国際バドミントンは引き続き競争の激しい状況が続きそうです。
日本のバドミントンファンにとっても、今後の国際大会を見ていくうえで、中国勢の動向は欠かせないポイントになりそうです。スイス・オープンで見えた各選手の調子や勢いを頭に入れておくと、次の大会がより立体的に楽しめるでしょう。
Reference(s):
China dominate BWF Swiss Open with four golds and two slivers
cgtn.com







