世界フィギュアで中国のアン・シアンイーがデビュー 女子シングル4大会ぶり
2025年のフィギュアスケート世界選手権で、中国の18歳アン・シアンイー選手が女子シングルに初出場しました。中国勢としては4大会ぶりの女子シングル参戦となりましたが、ショートプログラムで得点が伸びず、フリー進出はなりませんでした。
ボストンで迎えた世界選手権の初舞台
国際スケート連盟(ISU)主催の世界フィギュアスケート選手権は、現在アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで開かれています。現地時間の水曜日、アン・シアンイー選手は女子シングルに登場し、世界選手権デビューを果たしました。
今回の出場は、中国の女子シングルにとっても節目の一歩です。過去4大会、中国の女子シングル選手は世界選手権で演技をしておらず、アン選手がその“空白”を埋める存在としてリンクに立ちました。
ショートプログラムは着氷ミスで苦戦
ショートプログラムでアン選手は、フランスの楽曲「Voila」に乗せて演技しました。表現力豊かな音楽を選び、世界の舞台で自分らしさを示そうとしましたが、ジャンプの着氷に何度か失敗し、得点が伸びませんでした。
結果は47.52点。順位は27位となり、フリー演技へ進むことはできませんでした。世界選手権のショートプログラムでは、この結果がそのままフリー進出の可否を左右します。わずかなミスが重く響くシビアな舞台で、アン選手は苦いデビューとなりました。
- 演技構成:ショートプログラム
- 使用楽曲:フランス語曲「Voila」
- 獲得得点:47.52点
- 順位:27位(フリー進出ならず)
13歳で国内女王、15歳でジュニア世界6位の新星
アン・シアンイー選手は、「一気に駆け上がってきた世代」を象徴する存在でもあります。中国のナショナル選手権をわずか13歳で制し、国内では早くから注目を集めてきました。
その勢いは国際舞台にも及び、15歳のときにはジュニア世界選手権で6位に入りました。世界の同世代と渡り合える実力を示し、「次の世代を担う有力選手」と見られてきた背景があります。
今回の世界選手権デビューは、その延長線上にある大きなステップでした。結果としてフリーには届かなかったものの、18歳で世界のトップレベルの緊張感を経験したことは、今後の成長にとって貴重な財産になりそうです。
4大会ぶりの中国女子シングル、その意味
中国の女子シングルが世界選手権から遠ざかっていた4大会は、国際舞台での存在感が薄れていた時期でもありました。その中で、アン選手が再び「中国」の名前を女子シングルのスタートリストに戻したことは、記録以上の重みを持っています。
4大会ぶりの出場ということは、彼女が単に一人の選手というだけでなく、次の世代へとつなぐ“橋渡し”的な役割も担っているということです。結果は悔しいものであっても、代表としてリンクに立った事実自体が、中国の女子シングルの再出発を象徴しているといえるでしょう。
若い世代が背負うプレッシャーと可能性
18歳で世界選手権に臨むというのは、大きなチャンスであると同時に、重いプレッシャーを伴います。しかも、国を代表し、4大会ぶりの女子シングル復帰という期待を背負っての出場でした。
ショートプログラムでの着氷ミスは、その重圧の大きさを物語っているとも言えます。それでも、今回の経験を通じて、世界のジャッジ基準や試合の雰囲気、自分の弱点と向き合うきっかけを得たことは確かです。
今後、アン選手がどのように演技構成やメンタル面を磨いていくのかは、中国だけでなくアジアのフィギュアスケートファンにとっても注目ポイントとなりそうです。
今日のポイントまとめ
- 2025年世界フィギュアで、中国の18歳アン・シアンイー選手が世界選手権デビュー
- 中国の女子シングル出場は4大会ぶりで、存在感回復への第一歩に
- ショートは「Voila」で演技するも、着氷ミスが重なり47.52点・27位
- フリー進出は逃したが、13歳で国内女王、15歳でジュニア世界6位の実績を持つ新星として今後に期待がかかる
世界の大舞台で味わった悔しさが、次のシーズン以降のジャンプの安定感や表現力につながるのか。アン・シアンイーという名前は、これからも国際フィギュアスケートのニュースでたびたび目にする存在になっていきそうです。
Reference(s):
China's An Xiangyi makes debut at World Figure Skating Championships
cgtn.com








