NBAとFIBAが16チーム欧州リーグ構想 国際バスケ新時代へ
NBAとFIBAが16チーム欧州リーグ構想
NBAと国際バスケットボール連盟(FIBA)が、ヨーロッパを舞台にした16チーム制の新リーグ構想を発表しました。長年準備が進められてきた共同プロジェクトで、欧州クラブバスケットボールの構図を変え得る動きとして注目されています。
現地時間木曜日に行われた発表で、NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは、新リーグがFIBAルールを採用し、試合時間はNBAの48分ではなく40分になる方針を明らかにしました。参加クラブや開幕時期、開催都市などの重要な要素はまだ検討中で、今後数カ月をかけて詰めていくとしています。
国際バスケットボールの勢力図に直結するテーマであり、NBAファンだけでなく、スポーツビジネスやグローバル戦略に関心のある読者にとっても見逃せないニュースです。
どんなリーグになるのか:現時点のポイント
シルバー・コミッショナーは「今こそ次のステージへ進むときだ」と語り、NBAのオーナーたちからもこの構想に対して強い支持があったと説明しています。具体像はこれから固まっていきますが、現時点で公表されているポイントは次の通りです。
- チーム数:ヨーロッパ各地から選ばれる16クラブを想定
- ルール:FIBAルールを採用し、試合時間は40分
- 運営形態:NBAとFIBAが共同で立ち上げる新リーグ
- スケジュール:開幕時期やフォーマットは今後数カ月で協議
- 開催地:参加クラブの所在都市を中心に、欧州各地での開催を検討
既存の国内リーグや国際大会との関係性、選手の移籍ルール、放映権ビジネスなど、多くの論点が今後の交渉の焦点になりそうです。
背景にある「バスケットボール・エコシステム」強化
FIBAのアンドレアス・ザグクリス事務総長は、このパートナーシップが「バスケットボールのエコシステムを一つにつなぐ」というFIBAの使命と合致していると強調しました。近年のFIBAワールドカップやオリンピックでは記録的な観客動員やオンラインでの関心が集まっており、その勢いを欧州クラブシーンにも広げたい考えです。
NBAとFIBAの協議自体は数年前から続いてきましたが、シルバー氏によれば、2025年に入ってから議論が加速しました。特に、9月のNBA理事会や、1月に行われたNBAパリゲームズの場で欧州関係者との意見交換が深まり、市場の受け入れ態勢が整いつつあるとの手応えを得たといいます。
シルバー氏は、欧州のパートナー企業やクラブ関係者、ファンからの反応について「圧倒的にポジティブだ」と述べており、需要と期待が十分にあると判断して今回の発表に踏み切った形です。
欧州クラブとファンにとっての意味
新リーグが実現すれば、欧州クラブはNBAとの直接的な連携のもとで戦う新たな舞台を手にすることになります。40分ゲームというFIBAスタイルは、代表戦と同じ感覚で戦えるため、選手やコーチにとっても分かりやすい環境といえます。
一方で、シーズンのスケジュール調整や選手の疲労管理、各国リーグとの兼ね合いなど、解決すべき課題も少なくありません。どのレベルのクラブが参加するのか、昇降格制度を設けるのかといった設計次第で、欧州バスケットボール全体へのインパクトは大きく変わるでしょう。
日本を含むアジアのファンにとっても、この動きは無関係ではありません。欧州でプレーする選手にとって新たなステージが生まれる可能性があるほか、配信サービスを通じてNBAとは異なる時間帯・スタイルのハイレベルな試合を楽しめるようになるかもしれません。
これからの注目ポイント
現時点では構想段階にあるこの欧州リーグですが、今後数カ月の動き次第で、国際バスケットボールの姿が大きく変わる可能性があります。これから注目したいポイントを整理すると、次のようになります。
- どのクラブ・都市が参加を表明するのか
- シーズン形式(ホーム&アウェー制か、集中開催かなど)の設計
- 国内リーグや代表戦とのスケジュール調整
- 放映権やストリーミングなど、グローバルな視聴環境の整備
- 若手育成やNBAへのステップアップとの連携がどう設計されるか
NBAとFIBAという二つの大きな組織が組む16チームの欧州リーグ構想は、単なる新大会以上の意味を持っています。2025年のバスケットボール界を象徴するプロジェクトとして、その続報に注目が集まりそうです。
Reference(s):
NBA, FIBA partner to launch groundbreaking 16-team European league
cgtn.com








