FIS世界選手権エアリアル 中国の6選手が決勝進出
スイスで開催中のFISスノーボード&フリースタイル/フリースキー世界選手権のエアリアル種目で、中国代表8人のうち6人が決勝進出を決めました。高難度ジャンプが飛び交った予選の内容と、中国勢の滑りを国際ニュースとして振り返ります。
大会の概要
今回の世界選手権は、スイスで行われているFIS(国際スキー・スノーボード連盟)主催の大会です。エアリアルは、雪上からジャンプ台を飛び出し、空中で複数回の宙返りやひねりを行う採点競技で、技の難度と着地の正確さが勝負を分けます。
女子エアリアル 中国勢4人が決勝へ
女子予選では、中国の許夢陶(Xu Mengtao)と陳雪筝(Chen Xuezheng)が、ともに「バック・ダブル・フルフル」と呼ばれる高難度ジャンプ(難度3.525)を成功させ、揃って決勝進出を決めました。
許は90.24点をマークして1回目の予選を2位で通過。陳雪筝も82.83点で6位に入り、危なげなく決勝へ進みました。
同じく中国の邵琪(Shao Qi)は、難度3.150の「バック・フルフル」をきれいに決めて85.99点を獲得し、女子予選1回目を3位で突破しました。
陳美婷(Chen Meiting)は1回目で「バック・レイアウト・フルフル」を選択しましたが、着地で崩れ9位にとどまりました。それでも2回目では難度を上げ、「バックフリップ・トリプル・フル」に挑戦。演技中にミスはあったものの77.33点を出し、最終的に決勝の切符を手にしました。
- 許夢陶:バック・ダブル・フルフル(難度3.525)、90.24点で2位通過
- 陳雪筝:バック・ダブル・フルフル(難度3.525)、82.83点で6位通過
- 邵琪:バック・フルフル(難度3.150)、85.99点で3位通過
- 陳美婷:バックフリップ・トリプル・フル、77.33点で決勝進出
男子エアリアル 2人が決勝進出
男子では、中国から4人が予選に出場しました。1回目は全員が難度4.425の「バック・レイアウト・ダブル・フルフル」に挑み、高難度勝負となりました。
王心迪(Wang Xindi)は空中での姿勢と回転をうまくコントロールし、着地でわずかな乱れはあったものの116.37点をマークして3位に入り、決勝進出を確定させました。
2回目の予選では、他の中国勢がさらに難度の高い技に挑みましたが、本来の力を出し切れない演技が続きました。その中で孫嘉旭(Sun Jiaxu)が111.95点を獲得して決勝進出を決めた一方、五輪王者の戚光普(Qi Guangpu)と李天馬(Li Tianma)は予選敗退となりました。
高難度化するエアリアルと中国勢の存在感
今回の予選では、「バック・ダブル・フルフル」や「トリプル・フル」といった高難度技が次々と投入されました。難度を上げれば得点アップが狙える一方で、着地のミスが命取りになるバランスの難しさが改めて浮き彫りになりました。
それでも中国勢は、女子4人・男子2人の計6人が決勝に進む層の厚さを示しました。決勝では、どこまで難度を上げつつ、安定した着地を両立できるかが焦点となりそうです。
ウィンタースポーツの競技力が世界的に拮抗する中で、エアリアルのような採点競技は、一つひとつの技の選択やリスクマネジメントが勝敗を左右します。今回の世界選手権での中国勢の戦いぶりは、今後のシーズンを占う材料としても注目されます。
Reference(s):
Six Chinese athletes into aerials finals at FIS World Championships
cgtn.com








