女子テニス世界1位サバレンカ、ペグラ下しマイアミ・オープン初優勝
女子テニスのWTA1000大会、マイアミ・オープンの女子シングルス決勝で、世界ランク1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)がジェシカ・ペグラ(アメリカ)を7-5、6-2で下し、初優勝を果たしました。今季2つ目のタイトルで、世界1位としての存在感をあらためて示した形です。
マイアミ・オープン制覇のポイント
マイアミのハード・ロック・スタジアムで行われたこのWTA1000大会は、四大大会に次ぐ格付けのビッグイベントです。その舞台でサバレンカは、序盤の苦しい展開を乗り越え、パワーだけでなく繊細さも見せてタイトルをつかみました。
- スコア:7-5、6-2
- サバレンカのマイアミ・オープン初優勝
- 今季1月のブリスベンに続くシーズン2冠目
- トップ10選手との直近14試合で12勝目
- ペグラとの決勝対戦は3戦全勝
ブレーク合戦となった第1セット
第1セットは、両者ともサービスキープに苦しみ、7度のブレークが生まれる荒れた展開となりました。ペグラはサバレンカを前におびき出す形でネットプレーを引き出し、主導権を握りかけます。
しかし、6-5とリードされたゲームで流れが変わります。第1セット残り1ゲームでサービスを託されたペグラに対し、サバレンカはネット際への繊細なフォアのドロップショット、さらにダウン・ザ・ライン(ストレート)のウィナーを決め、一気にセットを奪いました。
第2セットは修正力で主導権
第2セット序盤、サバレンカは最初のサービスゲームをブレークされ、いやな空気も漂いましたが、すぐにブレークバックして立て直します。その後は2度のブレークに成功して3-1とリードを広げると、危なげない展開で押し切りました。
試合時間は1時間27分。サバレンカは、第2セットに入ってからはペグラに反撃の糸口をほとんど与えず、リスクを取りながらもエラーを抑えるテニスで押し切りました。
今季2冠目、悔しさを力に変える
今回のマイアミ優勝は、サバレンカにとって今季2つ目のタイトルです。シーズン序盤にはブリスベンで優勝していましたが、その後のインディアンウェルズでは、17歳のミラ・アンドレエワ(ロシア)との決勝で惜しくも敗れていました。
さらに、今年の全豪オープンでは3連覇を狙いましたが、メルボルンでの決勝でマディソン・キーズに敗れ、その夢は阻まれています。大きな大会で「最後の一歩」を踏み切れない場面も続いていただけに、今回のタイトルには特別な意味があります。
サバレンカは試合後、「このトロフィーを手にできて本当にうれしいです。決勝で自分のベストテニスを出すことができました」と語り、ペグラの健闘にも敬意を示しました。昨年の全米オープン決勝に続く対戦で、再びサバレンカが勝利した形です。
勝負どころで強い世界1位
サバレンカは、トップ10選手との直近14試合で12勝と圧倒的な数字を残しています。その背景には、自身が語る「勝負どころ」の強さがあります。
「試合の鍵になるのは、重要なポイントの場面です。攻撃的にプレーし、ゲームプランを貫くこと、ポイントを失うことを恐れずにショットを打ち抜くことが大事なのです」とサバレンカは話しています。
第1セット終盤のように、プレッシャーがかかる場面で一段ギアを上げられることが、ビッグマッチでの安定した結果につながっていると言えます。
ペグラにとっては3度目の壁
一方のペグラにとって、サバレンカはなおも高い壁となっています。これまでに3度、決勝の舞台でサバレンカと対戦してきましたが、いずれも敗れており、今回が3度目の悔しい結果となりました。
それでも、第1セットではサバレンカのサービスを揺さぶり、ネットプレーを突く戦術でペースをつかみかける場面もありました。強打だけでなく、配球と戦術で勝負するペグラのスタイルは、今後もハードコートシーズンで上位進出を続けていく可能性を感じさせます。
女子テニスツアーの今後に向けて
マイアミ・オープンという大きなタイトルを手にしたことで、サバレンカは世界1位としての立場をさらに強固なものにしました。一方で、ペグラや若いアンドレエワなど、挑戦者の側も確実に力をつけています。
「重要なポイントでどちらが主導権を握るか」。この一見シンプルなテーマが、今季の女子テニスツアーを読み解く鍵になりそうです。サバレンカの勝ち方は、その象徴と言えるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








