中国男子が準優勝 FIBA 3×3アジアカップで歴史的快挙とワールドカップ出場
シンガポールで行われたバスケットボールのFIBA 3×3アジアカップで、中国男子代表が史上初の準優勝を飾りました。守備とフィジカルで勝るオーストラリアに最後まで食らいつき、惜敗しながらもワールドカップ出場権をつかんだ一戦です。
中国男子代表、プールB首位から決勝へ
Guo Hanyu、Yan Peng、Zhang Dianliang、Xiang Zhichaoの4選手で臨んだ中国男子代表は、今大会のプールBを首位で通過し、決勝トーナメントに進出しました。
準々決勝ではカタールを19-11で下し、続く準決勝では日本を19-15で破って決勝へ。いずれも主導権を握りながら危なげなく勝ち切り、ディフェンディングチャンピオンのオーストラリアに挑む舞台を手にしました。
決勝は2点差の惜敗 オーストラリアと互角の攻防
決勝の相手は、サイズと運動能力で勝るオーストラリア。試合序盤はその強みを生かされ、スコアは7-3とオーストラリアがリードします。
しかし中国はここから粘りを見せ、まず7-7、続いて11-11と2度追いつきます。身体的なミスマッチをチームディフェンスとアグレッシブなドライブで埋め、流れを引き寄せていきました。
終盤にはZhang選手がレイアップで15-14と逆転。その後もGuo選手のシュートミスを自ら押し込み、リードを17-15まで広げます。それでもオーストラリアが外角シュートで17-17に追いつき、試合は完全なシーソーゲームとなりました。
19-19で迎えた終盤、オーストラリアに与えたフリースローが勝敗を分けます。相手はこれを2本とも沈め、中国は2点差で涙をのみました。
スコアの推移で見る決勝の流れ
- 序盤:オーストラリアが7-3と先行
- 中盤:中国が7-7、11-11と2度追いつく
- 終盤:Zhang選手の連続得点で17-15とリード
- ラスト:19-19からオーストラリアがフリースロー2本を決めて勝負あり
結果こそ準優勝でしたが、中国男子代表にとってはFIBA 3×3アジアカップでの過去最高成績となりました。フィジカルで勝る相手に対し、終盤まで勝機を残した戦いぶりは、アジアにおける中国3×3の存在感を改めて示すものと言えます。
準優勝でワールドカップ出場権も獲得
この結果により、中国男子代表はワールドカップへの出場権も手にしました。このワールドカップは、6月23日にモンゴルの首都ウランバートルで開幕した大会です。
アジアカップでの歴史的な準優勝とワールドカップ出場のダブル達成は、中国にとって3×3強化の大きな節目となりました。今後の国際大会で、今回の経験がどのように生かされるかが注目されます。
女子は3位で表彰台 中国勢がそろって世界の舞台へ
中国女子代表も、FIBA 3×3アジアカップで表彰台に上りました。3位決定戦でフィリピンを21-11と圧倒し、堂々の銅メダルです。
女子の決勝ではオーストラリアが日本を21-17で破り、男女そろって金メダルを獲得しました。オーストラリアにとってはゴールデンスイープとなる結果で、アジアにおける強さを見せつける大会となりました。
女子の大会でも上位3チームがワールドカップ出場権を獲得しており、中国、オーストラリア、日本の3チームが世界の舞台への切符を手にしています。男子・女子ともに中国代表がワールドカップに名を連ねることで、同国の3×3強化が着実に成果を上げていることがうかがえます。
スピードとフィジカルがぶつかる3×3 アジア勢の力関係に変化も
今回のFIBA 3×3アジアカップは、短い試合時間の中で一瞬の判断とフィジカルコンタクトが何度も入れ替わる、3×3らしい展開が目立つ大会でした。その中で、中国男子代表はサイズで優位に立つオーストラリアと互角に渡り合い、終盤まで主導権を争う戦いを見せました。
従来、アジアの3×3はオーストラリアなど一部の強豪が抜けていると言われてきましたが、今大会の結果は、他の国・地域が着実に力をつけていることを示唆します。特に中国は、男子が準優勝、女子が3位と性別を問わず安定した成績を残しており、中長期的な強化の成果が形になりつつあると見ることもできます。
日本にとっての意味は?アジアの競争環境をどう捉えるか
日本代表も男子・女子ともに上位進出を果たしたものの、男子は準決勝で中国に敗れ、女子は決勝でオーストラリアに屈しました。スコアだけを見れば紙一重の試合も多く、アジア内のレベル差は縮まっているようにも見えます。
3×3は少人数で始めやすく、都市部の限られたスペースでもプレーできることから、アジア各地で成長が期待される競技です。中国やオーストラリア、日本などが互いに刺激し合うことで、アジア全体の競技レベルがどこまで引き上がっていくのか。今後の国際大会でも、その動きを追いかけていく価値はありそうです。
シンガポールでの熱戦は、中国代表の歴史的な躍進とともに、アジアの3×3バスケットボールが新たなステージに入ったことを印象づける大会となりました。
Reference(s):
China finishes as men's runner-up at FIBA 3×3 Asia Cup in Singapore
cgtn.com








