2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪 そり競技は新コースで実施へ
2026年に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪のそり競技が、イタリア北部コルティナ・ダンペッツォの新設コースで実施される見通しが強まりました。先週行われたテストで好結果が得られ、これまであった開催への不安が大きく和らいでいます。
イタリア開催への懸念を「重要な一歩」で克服
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の大会組織委員会CEO、アンドレア・ヴァルニエ(Andrea Varnier)氏は、そり競技コースの完成をめぐり、多くの関係者が「わずか300日あまりで本当に建設できるのか」と疑問を抱いていたと振り返ります。
先週、コルティナ・ダンペッツォの新コースで行われた事前認可のためのテスト(プレ・ホモロゲーション)が成功裏に終わったことについて、ヴァルニエ氏は次のように強調しました。
「先週は、私たちが長い間待ち望んできた非常に重要な節目でした。多くの人が、わずか300日あまりでそり競技用のコースを完成できるのか疑っていましたが、事前認可のテストはとても順調に進みました。秋に予定されている本認可、その後のテスト大会とトレーニングセッションを経て、ついに大会本番を迎えることになります。事前認可は、このプロセスで最も重要なステップでした。これを終えた今、そり競技がコルティナで行われることに、もはや疑いはありません。」
約300日で完成した新コース、国際連盟も高評価
新たに再建されたコルティナ・ダンペッツォのそり競技コースは、約300日あまりというタイトな工期で完成しました。先週のテストには、ボブスレーとスケルトンを統括するInternational Bobsled and Skeleton Federationと、リュージュを統括するInternational Luge Federationが立ち会い、いずれもテスト結果を「成功」と評価しました。
現時点で、最終的な正式承認は今後、国際オリンピック委員会(International Olympic Committee)が行う予定です。ただ、主要な国際連盟が性能と安全性を認めたことで、そり競技が予定どおりイタリアで実施される可能性は一段と高まったと言えます。
これからのステップ
ヴァルニエ氏が示した、そり競技コースを巡る今後の主なステップは次のとおりです。
- 事前認可(プレ・ホモロゲーション) = 先週完了
- 本認可(ホモロゲーション) = 秋ごろに実施予定
- テスト大会とトレーニングセッションの実施
- 2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪での本番レース
なぜ「そり競技のコルティナ開催」が重要なのか
ボブスレー、スケルトン、リュージュといったそり競技は、極めて高速で滑走するため、コースの設計や安全基準がとりわけ厳しく求められる種目です。専用コースの建設が遅れれば、選手の事前トレーニングや安全確認にも影響が出かねません。
そうしたなか、わずか300日あまりでコースを完成させ、先週のテストで国際連盟から「成功」と評価されたことは、選手やコーチ、関係者にとって大きな安心材料になります。今後、正式承認とテスト大会を経ていくプロセスは、競技の安全性と公平性を確保するうえで欠かせないステップです。
五輪の華やかな本番の裏側では、今回のようにタイトなスケジュールと高い技術要求の双方を満たす必要があります。コルティナの新コースを巡る動きは、巨大イベントの準備がいかに綿密なプロセスの積み重ねで成り立っているかを示す一例と言えるでしょう。
この記事のポイント
- 2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪のそり競技は、コルティナ・ダンペッツォの新設コースで行われる見通しが強まった
- 約300日あまりで完成したコースが先週テストされ、事前認可のステップは「大きな成功」と評価された
- 今後は秋ごろの本認可、テスト大会、トレーニングセッションを経て、本番の五輪レースに向かう計画となっている
Reference(s):
Sliding races to be held in 2026 Milan-Cortina on newly-built track
cgtn.com








