WADAバンカ会長が無投票再選へ 2026〜2028年の新任期が視野に
世界反ドーピング機関(WADA)の現職会長ヴィトルト・バンカ氏が、2025年5月29日の選挙で対立候補のいない無投票で再選される見通しとなっていたことが分かりました。再選が正式に決まれば、2026年から2028年までの3年間、引き続き世界のアンチ・ドーピング政策を主導することになります。
今回のポイントまとめ
- 現職会長ヴィトルト・バンカ氏が、5月の会長選にただ一人立候補
- 選挙は2025年5月29日のオンライン財団評議会で行われる予定とされていた
- 再選が確定すれば、新任期は2026年1月1日から2028年12月末までの3年間
- 現職副会長の楊揚(ヤン・ヤン)氏も無投票での再選見通し
- バンカ氏と楊氏は、ともに2020年1月から現職を務めている
バンカ会長、唯一の立候補者に
WADAによると、バンカ氏は会長選への再選出馬に向けて必要な申請書類を提出済みで、組織側が月曜日に公表した時点で、他に立候補者はいない状況でした。このため、会長選は無投票となり、バンカ氏の続投がほぼ確実な情勢だと伝えられています。
オンライン財団評議会で行われた会長選
発表当時の説明では、会長選は2025年5月29日に開かれるWADAのオンライン形式の財団評議会で実施される予定とされていました。財団評議会は、WADAの重要な方針や人事を決める場であり、その場でバンカ氏の再選が正式に決まる段取りだったとされています。
再選なら2026〜2028年の3年任期
WADAの説明によれば、バンカ氏が再選された場合、新たな任期は2026年1月1日から2028年12月末までの3年間と見込まれていました。2025年12月現在、この新任期の開始が目前に迫っていることになり、世界のアンチ・ドーピング体制は少なくとも2028年末まで同じリーダーシップの下で進められる可能性が高いと言えます。
副会長の楊揚氏も無投票で続投へ
WADAの現職副会長である楊揚(ヤン・ヤン)氏も、今回の人事で無投票による再選が見込まれているとされています。会長選と同様に対立候補はおらず、楊氏も引き続き副会長として組織運営に関わる見通しでした。
バンカ氏と楊氏は、ともに2020年1月からWADA会長・副会長のポストに就いており、2026年からは少なくとも3期目相当の期間を担う可能性があります。トップの顔ぶれが長期にわたり変わらないことで、組織運営の一貫性が保たれる一方、外部からの説明責任や透明性への期待も高まりそうです。
国際スポーツとアンチ・ドーピングへの意味
アンチ・ドーピングを担うWADAのトップ人事は、オリンピックをはじめとする国際大会に出場する選手や各国・各地域の競技団体にとっても無関係ではありません。検査体制やルール作りの方向性は、選手のキャリアや大会の信頼性に直接影響するからです。
今回のように会長・副会長が無投票で続投する見通しとなったことは、政策の方向性が大きく変わりにくいという安定感につながる一方で、既存のやり方をどうアップデートしていくのかという議論も促すでしょう。公平な競技環境を守りつつ、アスリートの権利と信頼をどう両立させるのか。2026年からのWADAの動きは、引き続き注目されるテーマとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








