スペイン国王杯:レアルが4-4劇的ドローで決勝進出
レアル・マドリードがスペイン国王杯決勝へ
スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)準決勝第2戦で、レアル・マドリードがレアル・ソシエダと4-4のドローを演じ、2戦合計5-4で決勝進出を決めました。火曜日に行われた一戦は、2点差をひっくり返す劇的な展開となり、来月セビリアで行われる決勝への切符をつかむ結果となりました。
この記事のポイント
- 第1戦を1-0で制していたレアルが、4-4のドローでスペイン国王杯決勝進出
- エンドリック、ベリンガム、トゥアメニらがゴールを奪う一方、4失点と守備面に課題
- 途中出場のアントニオ・リューディガーの延長戦ヘッドが合計5-4への決定打に
- 決勝の相手はバルセロナかアトレティコ・マドリード。もう一つの準決勝も4-4の乱打戦
序盤はソシエダが先手、エンドリックが応戦
第1戦を1-0で勝利していたレアル・マドリードは、この第2戦で引き分け以上なら決勝に進める有利な立場でした。しかし16分、ビジターのレアル・ソシエダがアンダー・バレネチェアのゴールで先制。いきなりホームのレアルにプレッシャーをかけます。
それでも約15分後、レアルのエンドリックが華麗なループシュートで同点ゴール。ゴールキーパーの頭上を越える「チップキック」でネットを揺らし、スタジアムの空気を一気に落ち着かせました。
アラバに当たった2発で2点差に
試合はその後もレアル優勢に進むかに見えましたが、終盤にかけて流れが一変します。パブロ・マリン、続いてミケル・オヤルサバルのシュートがいずれもダビド・アラバに当たってコースが変わり、レアル・ソシエダが2点リードを奪いました。
第2戦のスコアは1-3となり、この時点でレアルは2点差を追いかける苦しい展開に。第1戦のアドバンテージが一気に揺らぎ、スタジアムには不安な空気が広がりました。
ベリンガムとトゥアメニがすぐさま反撃
しかし、ここからレアルの攻撃陣が底力を見せます。80分に2点差とされた直後、わずか2分後にジュード・ベリンガムがエリア内でのワンタッチシュートを決めて1点差に。さらに4分後、ロドリゴのコーナーキックにオーレリアン・トゥアメニが頭で合わせ、試合を3-3の同点に戻しました。
この時点でレアルは再び合計スコアで優位に立ちましたが、試合はなおもドラマを残していました。
アラバのクリアミスから土壇場で4失点目
後半アディショナルタイム3分、レアルは再び痛恨の失点を喫します。コーナーキックの場面でアラバがクリアしきれず、ファーサイドにフリーで残っていたオヤルサバルにヘディングシュートを許してしまいました。これがレアル・ソシエダにとってこの日4点目のゴールとなり、試合は4-4に。2戦合計スコアもタイとなり、勝負の行方は延長戦に持ち込まれます。
延長戦でリューディガーが値千金のヘッド
延長戦に入っても両チームは激しい攻防を続けましたが、勝負を決めたのは途中出場の2人でした。レアルはアルダ・ギュレルが蹴ったコーナーキックから、アントニオ・リューディガーが力強いヘディングシュートを叩き込みます。
このゴールで試合スコアは4-4となり、2戦合計はレアルが5-4と再びリード。そのまま試合は終了し、レアル・マドリードがスペイン国王杯決勝進出を決めました。
トゥアメニ「決勝に行けてうれしいが、内容には満足していない」
劇的な逆転劇にもかかわらず、チームの内容には課題も残りました。4得点を奪った一方で4失点を喫し、とくに終盤に守備が崩れたことは今後の大きなテーマになりそうです。
試合後、トゥアメニはクラブメディアのインタビューで「どう気持ちを表現すればいいか分かりません。決勝に進めてうれしいですが、試合内容には満足できません。最後まで全力を尽くしたし、ベンチにもトップレベルの選手がいるのでチャンスは来ると分かっていましたが、今日のような内容は改善しなければなりません」と語りました。
このコメントからも、選手たちが結果だけでなく内容にも目を向けていることがうかがえます。決勝でタイトルをつかむためには、攻撃の爆発力と同時に、守備の安定感をどこまで高められるかが鍵になりそうです。
決勝の相手はバルセロナかアトレティコ
スペイン国王杯決勝でレアル・マドリードが対戦するのは、バルセロナかアトレティコ・マドリードです。もう一つの準決勝では、アトレティコがバルセロナ相手に4-4のスコアに持ち込み、水曜日にマドリードで行われる第2戦に臨みます。
準決勝の両カードがいずれも4-4という乱打戦になったことで、来月セビリアで行われるスペイン国王杯決勝も、攻撃的でスリリングな試合になることが期待されます。
レアル・マドリードは、過去10年以上でスペイン国王杯優勝が1度のみとされています。久しぶりのタイトル獲得となるか、それともライバルが阻止するのか。ヨーロッパ屈指のビッグクラブ同士がぶつかる「決勝の舞台」は、世界中のサッカーファンの注目を集めそうです。
Reference(s):
cgtn.com







