リバプールがエバートン撃破 プレミアリーグ優勝へ前進、マンCも白星
イングランド・プレミアリーグで、リバプールがマージーサイドダービーを制して優勝へ一歩前進しました。マンチェスター・シティもエース不在の中で勝利し、チャンピオンズリーグ出場権争いで存在感を示しています。
マージーサイドダービーでリバプールが辛勝
水曜日に行われたマージーサイドダービーは、リバプールがエバートンを1-0で下す結果となりました。これにより、リバプールはプレミアリーグ残り8試合で、2位アーセナルに勝ち点12差をつける形となっています。
前日にはアーセナルがフラムに2-1で勝利しており、上位陣はそろって勝ち点3を積み上げました。そのなかで首位リバプールが直接対決のダービーを制した意味は小さくありません。
ヨタが沈黙破る決勝ゴール
試合を決めたのは、しばらくゴールから遠ざかっていたディオゴ・ヨタでした。約2か月間ノーゴールが続いていたヨタは、57分にルイス・ディアスの巧みなフリックに反応し、冷静にシュートを流し込んで決勝点を奪いました。
2月に行われた前回の対戦では、エバートンが終了間際の同点弾で2-2に持ち込み、激しい議論を呼ぶ展開となりました。今回はそのリベンジとも言える勝利で、リバプールにとっては内容以上に意味のある1勝と言えます。
エバートンのデイビッド・モイーズ監督はヨタのゴールについてオフサイドだったと主張しましたが、リバプールのアルネ・スロット監督は落ち着いて反論しています。スロット監督は試合後、「ルールに則ればゴールであり、誰も文句は言えません。とても明確な得点でした」と語り、判定の正当性を強調しました。
連敗からの立て直しに成功
リバプールはこの試合前、ニューカッスルとのリーグカップ決勝、パリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦と、重要な試合で連敗を喫していました。タイトルを争うチームにとって、シーズン終盤での連敗は流れを大きく悪くしかねません。
そうした中でつかんだダービーでの勝利は、数字以上にチームのメンタル面で大きな意味を持ちます。スロット監督は「私たちは可能な限り最高のシーズンを追いかけています。今日のように選手がすべてを出し切れば、非常に良い位置にいられるでしょう」とコメントし、チームの姿勢を評価しました。
記録に並ぶ20回目のタイトルが視界に
リバプールは、イングランドの最多優勝回数に並ぶ通算20回目のリーグ制覇が射程圏内に入っています。実現すれば、クラブにとっては2020年以来となるリーグタイトルであり、スロット監督にとっては就任1年目での快挙となります。
残り8試合で勝ち点12差という状況は、数字だけ見れば優位です。ただし、プレミアリーグは終盤戦での番狂わせも多く、「安全圏」とは言い切れません。コンディション管理や選手起用、特にヨタやディアスといった攻撃陣の調子をどう維持するかが、今後の焦点となりそうです。
マンチェスター・シティはハーランド不在でも完勝
同じく水曜日には、マンチェスター・シティがレスターを2-0で下しました。エースのアーリング・ハーランドを欠く中でも危なげない勝利を収め、来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うライバルたちにプレッシャーをかけています。
得点者の詳細は明らかにされていないものの、2点差での勝利という結果は、攻守のバランスが取れた戦いぶりを示しています。ハーランド不在という条件下で結果を出せたことは、シーズン終盤に向けての戦術的な選択肢を広げる材料にもなりそうです。
タイトル争いとCL争いの現在地
上位勢の結果から見えてくる、プレミアリーグ終盤戦の構図を整理してみます。
- リバプールは残り8試合で2位アーセナルに勝ち点12差の首位
- アーセナルもフラムに2-1で勝利し、逆転優勝への望みをつなぐ
- ヨタが約2か月ぶりのゴールでチームの連敗ストップに貢献
- マンチェスター・シティはレスターに2-0勝利でチャンピオンズリーグ出場権争いを有利に進める
- スロット監督は就任1年目でのリーグ制覇に現実味、チームは「最高のシーズン」を目指している
数字だけを見れば、優勝争いではリバプールが一歩も二歩も抜け出した形です。一方で、アーセナルも簡単にはあきらめない勝ち方を続けており、リバプールがどこまで逃げ切れるかが注目されます。マンチェスター・シティはタイトル争いのみならず、欧州の舞台を確保できるかどうかという点でも重要な終盤戦を迎えています。
これからの見どころ:3クラブの「違い」はどこに?
今回の結果を踏まえると、今後のプレミアリーグ終盤戦で注目したいポイントは次のようになります。
- メンタルの強さ:連敗後のダービーで勝ち切ったリバプールは、精神的な復元力を証明しました。
- 選手層の厚さ:ハーランド不在でも2-0で勝ち切ったマンチェスター・シティは、戦力の層の厚さをあらためて示しています。
- 追う側のプレッシャー:アーセナルは勝利を重ね続けるしかない状況で、どこまで安定感を維持できるかがカギです。
- 監督のマネジメント:就任1年目のスロット監督が、タイトル目前のプレッシャーと選手の疲労をどうコントロールするかにも注目が集まります。
プレミアリーグは、最後の数試合で流れが大きく変わることも珍しくありません。とはいえ、今回のマージーサイドダービーでの1勝により、リバプールは確実に優勝へと一歩近づきました。アーセナルとマンチェスター・シティがどこまで迫れるのか、そしてヨタの復調やハーランド不在時のマンチェスター・シティの戦い方がどう進化していくのか。終盤戦の一つひとつの試合が、タイトルと欧州行きの行方を左右することになりそうです。
Reference(s):
Liverpool beat Everton as title looms, Man City win without Haaland
cgtn.com








