鄭欽文がクレー13連勝 チャールストンOPで初の8強入り
女子テニスの国際大会チャールストン・オープンで、中国のオリンピック金メダリスト、鄭欽文(ジェン・チンウェン)がエリーゼ・メルテンス(ベルギー)をフルセットの末に破り、大会初の準々決勝進出を決めました。この勝利で、鄭はクレーコートでの連勝を13に伸ばしています。
国際ニュースとしても注目される女子テニスのチャールストン・オープンの一戦を、日本語ニュースとして振り返りながら、その意味を整理します。
試合の概要:3セットにもつれた拮抗の一戦
両者の対戦は今回が初めてでしたが、試合は3セットにもつれ込むタフな内容となりました。スコアは以下の通りです。
- 第1セット:6-3 鄭欽文
- 第2セット:0-6 エリーゼ・メルテンス
- 第3セット:6-3 鄭欽文
最終的には鄭がパワーと粘り強さで上回り、メルテンスのネットミスで勝負が決まりました。
第1セット:攻撃的なバックハンドで主導権
試合序盤から、鄭は持ち味の攻撃的なテニスでプレッシャーをかけ続けました。最初のポイントは、鋭いバックハンドでのウィナー。これが象徴するように、鄭はベースラインから積極的に打ち込み、主導権を握ります。
メルテンスも要所で巧みな守備を見せましたが、第1セットの最後は、メルテンスのリターンが大きくアウトとなり、6-3で鄭が先取しました。
第2セット:メルテンスが一方的な展開に持ち込む
しかし、第2セットは一転してメルテンスのペースになります。2-1とリードして迎えたポイントで、力強いボレーを決めると、そのまま流れを完全に引き寄せました。
メルテンスはリターンとラリーでの精度を高め、鄭の攻撃的なショットに冷静に対応。結果として、第2セットはメルテンスが6-0と圧倒し、試合は最終セットに持ち込まれました。
第3セット:パワーで押し切った鄭欽文
勝負の第3セット、鄭は再び自らの持ち味であるパワーテニスを前面に押し出しました。サービスとフォアハンドの威力を生かし、ラリーでも主導権を取り戻します。
メルテンスも粘りを見せましたが、要所でネットにかかるミスが出てしまいます。最終的には、メルテンスのショットがネットを越えられず試合終了。第3セットは6-3で鄭が取り、クレーコートでの13連勝とともに、チャールストン・オープンで初のベスト8入りを果たしました。
クレー13連勝が示す鄭欽文の安定感
クレーコートで13連勝という数字は、単なる好調さ以上に、サーフェス(コートの種類)への高い適応力と精神的な安定感を示しています。
- 長いラリーが増えやすいクレーで勝ち続けていること
- 相手によって試合展開が変わっても、最終セットで修正できていること
- 第2セットで0-6と一方的に落としながらも、気持ちを立て直したこと
この試合では、第2セットで完敗に近いスコアを喫しながら、第3セットで自分のテニスを取り戻しました。メンタル面の強さも、今の鄭の大きな武器と言えそうです。
次戦は第9シード・アレクサンドロワ
準々決勝で鄭が対戦するのは、ロシアの第9シード、エカテリーナ・アレクサンドロワです。ランキング上でも実績のある選手との対戦は、鄭にとってさらなる試金石となります。
メルテンス戦では、第2セットでの失速と、第3セットでの修正という両方の要素がありました。アレクサンドロワとの一戦では、序盤からどれだけ自分のペースを維持できるかがカギになりそうです。
- 序盤からサービスゲームをしっかりキープできるか
- 長い試合になったときに、クレーでのフィジカルの強さを発揮できるか
- 相手の勢いが増した局面で、今回のように立て直せるか
クレー13連勝の勢いを持つ鄭が、第9シード相手にどんなテニスを見せるのか、引き続き注目が集まります。
アジア発の女子テニスと国際ニュースとしての意味
中国の選手である鄭欽文の活躍は、女子テニスの国際シーンにおけるアジア勢の存在感の高まりを象徴するものとしても受け止められています。オリンピック金メダリストとして結果を残し続けていることは、若い世代の選手やファンにも大きなインパクトを与えるでしょう。
日本語で国際ニュースを追いかける読者にとっても、アジアのトップ選手が世界の舞台でどのように戦っているのかを知ることは、自国のスポーツを見る視点を広げるきっかけになり得ます。
チャールストン・オープン準々決勝での戦いぶり次第では、鄭欽文の名前がさらに広く知られることになりそうです。今後の試合にも注目です。
Reference(s):
China's Zheng reaches Charleston Open quarterfinals for first time
cgtn.com








