卓球WTTチャンピオンズ仁川、中国勢が男女で躍進
韓国・仁川で行われている卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ仁川」で、中国の卓球選手たちが男女シングルスで順調に勝ち上がっています。金曜日の試合では4人が準々決勝進出を決め、その後の試合でも高いレベルの攻防が続いています。
ワン・イーディ、フルゲームの接戦を制しベスト8
女子シングルスでは、第1シードのワン・イーディが、同じ中国のチエン・ティエンイーとの同士討ちをフルゲームの末に制し、準々決勝進出を決めました。スコアは11-9、9-11、11-3、6-11、15-13という大接戦でした。
最終ゲームは0-3と出遅れたワン・イーディでしたが、プレースタイルを素早く修正して4-4に追いつき、その後も10-10まで一進一退の攻防が続きました。最後は要所で攻め切り、競り勝ってトーナメントの次のラウンドへと駒を進めています。次戦は地元・韓国のエース、シン・ユビンとの対戦が予定されています。
クァイ・マンは金曜にベスト8入り、土曜の準決勝で日本勢に敗退
中国女子の第5シード、クァイ・マンは、韓国のキム・ナヨンを11-7、12-14、11-7、11-5で下し、女子シングルスのベスト8入りを決めました。第2ゲームをジュースで落としたものの、その後はラリーの主導権を握り直し、安定した内容で勝ち切りました。
クァイ・マンはその後、準決勝まで勝ち上がりましたが、土曜日の準決勝では日本のミワ・ハリモトにストレートで敗れています。内容面では通用する場面も多く、今後に向けた課題と手応えが同時に見える一戦となりました。
チェン・シントン、ミマ・イトウとの注目対決へ
女子第2シードのチェン・シントンは、韓国のジュ・チョンヒを相手に11-8、11-9、11-8とストレート勝ち。要所でサービスとレシーブから主導権を握り、危なげなく準々決勝に進みました。
チェン・シントンの準々決勝の相手は、日本の第7シード、ミマ・イトウです。世界のトップレベルでしのぎを削ってきた両者の対戦は、日中対決としても注目を集めそうです。試合の立ち上がりでどちらが先にリズムをつかむかが、大きな鍵となるでしょう。
男子シングルスではリン・ガオユエンがオフチャロフ撃破
男子シングルスでも、中国勢が存在感を示しています。第6シードのリン・ガオユエンは、ドイツのディミトリ・オフチャロフとの準々決勝に11-7、12-10、12-14、11-3で勝利しました。
第3ゲームを落としたものの、それまで積み上げてきた戦術を崩さず、第4ゲームでは11-3と突き放しました。試合の中でギアを上げ、要所でバックハンドの強打を決め切ったことが勝因と言えそうです。リン・ガオユエンは次戦で、地元・韓国のベテラン、イ・サンスと対戦します。
大会の流れ:中国勢の「層の厚さ」が際立つ
今回のWTTチャンピオンズ仁川では、女子でワン・イーディ、クァイ・マン、チェン・シントン、男子でリン・ガオユエンと、複数の中国選手が同時に上位ラウンドに進出していることが特徴的です。一人のエースに頼るのではなく、複数の選手が安定して結果を残している点は、チーム全体の層の厚さを物語っています。
一方で、女子では日本のミワ・ハリモトやミマ・イトウ、男子では韓国のイ・サンスなど、アジアのライバルたちも着実に勝ち上がっており、アジア勢どうしの高密度な戦いが続いています。日本のファンにとっても、日中韓のトップ選手がせめぎ合う構図は見逃せないポイントと言えるでしょう。
今後の準々決勝・準決勝では、ラリーの質やメンタルの強さに加えて、短期間の連戦の中でどれだけコンディションを整えられるかも勝敗を分ける要素となります。WTTチャンピオンズ仁川の行方を追いながら、世界卓球の現在地を日本語で丁寧にウォッチしていきたいところです。
Reference(s):
Chinese table tennis players keep progressing at WTT Champions Incheon
cgtn.com








