男子カーリング世界選手権、中国がスイスに敗戦 五輪直行逃すも望み継続
2025年の男子カーリング世界選手権(カナダ・サスカチュワン州ムースジョー)で、中国代表は準決勝でスイスに3−7で敗れました。この結果、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪への世界選手権成績による直接出場枠は逃しましたが、12月に行われる最終予選を通じて五輪出場を目指す道は残されています。
スイスに3−7敗戦 序盤から追う展開に
中国代表は、Xu Xiaoming、Fei Xueqing、Wang Zhiyu、Li Zhichaoの4人で構成されるチームです。直前の五輪予選ポイントをかけた試合では、ノルウェーに8−7で競り勝ち、勢いに乗って準決勝に進んでいました。
しかしスイス戦では、序盤から相手に主導権を握られます。第2エンドを終えた時点でスイスが2−0とリード。その後もスイスの第4投手がドローショットを決めて2点を加え、スコアは4−1に広がりました。さらに点差は6−2まで開き、中国は苦しい展開を強いられます。
中国も終盤にかけて反撃を試みましたが、流れを大きく引き寄せるには至りませんでした。第9エンド終了時にはスイスが7−2とリード。最終局面でスキップのXu Xiaomingがヒットショットで1点を返したものの、7−3とされたところで中国はコンシード(ギブアップ)し、スイスの勝利が決まりました。
五輪枠の仕組み:なぜこの一戦が重かったのか
男子カーリングのミラノ・コルティナ2026では、開催国イタリアに加え、7つの国が世界選手権の成績によって五輪出場権を得ます。対象となるのは2024年と2025年の世界選手権での成績で、その合計ポイントによって出場権が割り当てられます。
中国は今大会で準決勝まで進出したものの、スイス戦で敗れたことで、世界選手権成績による「直接出場」の可能性は消えました。とはいえ、世界の上位勢と互角に戦い準決勝まで勝ち上がった経験は、今後の戦いに向けた大きな財産とも言えます。
カナダとの3位決定戦へ 過去最高成績に挑む
スイスに敗れた中国は、3位決定戦でカナダと対戦することになりました。強豪カナダとの一戦で勝利すれば、中国にとって男子世界選手権での過去最高成績となる可能性があります。
ノルウェー戦で見せた接戦を制する勝負強さを再び発揮できるかどうかは、中国代表にとって重要な試金石です。世界のトップレベルの舞台でメダル争いを経験すること自体が、12月の最終予選や将来の国際大会に向けた貴重なステップとなります。
12月の最終予選へ続く「もう一つの道」
世界選手権を通じた直接出場枠は逃したものの、中国にはミラノ・コルティナ2026への別ルートが残されています。オリンピックポイントで9位から13位に入った米国、中国、日本、オランダ、韓国の5チームは、12月に行われる最終予選への出場権を得ています。
この最終予選には、事前の予備予選を勝ち抜いた3チームも加わり、合計8チームが残り2つの五輪出場枠を争います。中国、日本、韓国というアジア3か国も同じ舞台で戦う構図となり、アジア勢の行方にも注目が集まりそうです。
最終予選での主なポイント
- 世界選手権だけでは決まらなかった国々が集まり、実力差の小さい激戦が予想される
- 出場枠は残り2つのみで、8チームが狭き門を争う高い競争率となる
- 中国にとっては、今大会での経験をどう生かすかがカギになる
中国代表にとっての意味と、これからの見どころ
準決勝での敗戦は悔しい結果ですが、中国は世界選手権での準決勝進出、ノルウェーとの接戦勝利など、確かな前進も示しました。スイス戦での序盤の失点や流れのつかみ方は、最終予選に向けて改善すべきポイントとして残ります。
一方で、3位決定戦でのカナダ戦や、12月の最終予選は、チームがどれだけ短期間で修正し成長できるかを示す場になります。ミラノ・コルティナ2026のリンクに立つための戦いは、まだ続いています。中国がどのように経験を積み重ね、最後の2枠をかけた争いで存在感を示すのか、今後の試合にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
China fall to Switzerland at World Men's Curling Championship
cgtn.com








