カーリング世界男子、中国が過去最高タイ4位 カナダに敗れメダル届かず
カナダ・サスカチュワン州ムースジョーで行われた世界男子カーリング選手権の3位決定戦で、中国男子代表はカナダに2-11で敗れました。それでも最終順位4位は、中国にとって世界選手権での過去最高タイとなる結果です。
銅メダルマッチ、序盤のミスが流れを左右
国際ニュースとしても注目された銅メダルマッチは、立ち上がりからホームのカナダが主導権を握りました。第1エンドでは、中国のスキップであるXu Xiaoming選手の最後のショットがカナダの赤いストーンに当たらず、カナダに3点を許す痛いスタートとなりました。
第3エンドで中国が1点を返したものの、第4エンドでもミスが重なります。ハウス内の相手の石をはじき出すショットであるテイクアウトを試みたXu選手の投球が決まり切らず、自陣の黄色いストーンが守れない形となりました。
このチャンスを逃さず、カナダのスキップ、Brad Jacobs選手が冷静にショットを決め、一気に5点を奪いました。続く第5エンドでもカナダがハンマー(最後の投石権)がない中で2点をスティールし、スコアは10対1と大きく開きました。
その後は両チームがそれぞれ1点ずつを加え、最終スコアは11対2。カナダが銅メダルを獲得し、中国は4位で大会を終えました。
数字で振り返る試合展開
- 第1エンド:中国のミスからカナダが3点先制
- 第3エンド:中国が1点を挙げて反撃
- 第4エンド:テイクアウトの失敗を突かれ、カナダが5点
- 第5エンド:カナダが2点をスティールし、10対1に
- 終盤:両チームが1点ずつ加点し、最終スコアは11対2
カーリングでは、1エンドごとにハウスと呼ばれる円の中心に近い石の数で得点が決まります。今回の試合では、要所でのショット精度の差が、そのまま大差のスコアにつながった形だと言えそうです。
中国男子代表、世界選手権で過去最高タイの4位
敗れはしたものの、今大会の4位という結果は、中国男子代表にとって世界男子カーリング選手権での過去最高タイの成績です。伝統的な強豪がひしめく世界の舞台で、表彰台まであと一歩の位置につけたことは、大きな前進と見ることができます。
大差での黒星となった一方で、序盤の数エンドでの細かなミスがなければ、違った展開になっていた可能性もあります。強豪カナダとの高いレベルの試合経験は、今後の代表強化にとって貴重な財産となりそうです。
2026年冬季五輪へ、12月の資格大会に挑む
今大会の4位フィニッシュだけでは、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の出場権は確定しません。中国は、イタリアで開かれる次回冬季オリンピックへの最後の切符をかけて、12月に行われる資格大会に出場する必要があります。
世界選手権で見せた戦いぶりを、短期間でどこまで再現し、ミスを減らせるかが鍵となりそうです。特に、ハンマーを持つエンドで確実に複数得点を取りきる決定力と、ハンマーのないエンドでの失点を最小限に抑えるゲームマネジメントが問われます。
何が問われ、何が得られたのか
今回の世界男子カーリング選手権で、中国はメダルには届かなかったものの、トップ4入りという結果で存在感を示しました。序盤の一投、一エンドごとの判断が試合全体の流れを大きく左右することを、あらためて浮き彫りにした試合でもあります。
12月の資格大会で再び世界の強豪とぶつかる中国が、カナダ戦での経験をどう生かしてくるのか。2026年冬季五輪のリンクに立つ姿を見られるかどうか、その行方に注目が集まります。
Reference(s):
China finish fourth at World Men's Curling Championship in Canada
cgtn.com








