CL準々決勝 アーセナル対レアル、サカが語る「強制休養」の効用
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグで、アーセナルが王者レアルマドリードをホームに迎えます。負傷離脱していたウイングのブカヨ・サカは、この「強制休養」が自分とチームにとってプラスになると語っており、そのコンディションに注目が集まっています。
ホームで欧州王者を迎えるアーセナル
UEFAチャンピオンズリーグの準々決勝は、ホームとアウェーの2試合で勝敗が決まる重要なステージです。今大会のファーストレグで、アーセナルは自らのサポーターの前で、ディフェンディングチャンピオンであるレアルマドリードと対戦します。
初戦をホームで戦うアーセナルにとって、失点を抑えつつ勝利をつかむことが、2試合合計での優位を築くうえで大きな鍵となります。その意味でも、攻守両面で高い貢献が期待されるサカの存在は、チームにとって極めて重要です。
「最も代えの利かない」ブカヨ・サカの復帰
サカは、ミケル・アルテタ監督のもとでアーセナルの攻撃をけん引してきた選手であり、「チームで最も代えの利かない存在」と評されることも少なくありません。右サイドからボールを持ち運び、決定的なパスやシュートにつなげるプレーは、アーセナルの攻撃パターンの中心となっています。
しかし、サカは最近、深刻なハムストリング(腿裏)の負傷で戦列を離れていました。クラブにとって痛手となる離脱でしたが、本人はこの強制的なブレイクを前向きに捉えているとされます。肉体的な疲労を抜き、精神的にもリフレッシュした状態で、欧州の大一番に戻ってくることになるからです。
プレミアリーグよりも現実的な「欧州制覇」
サカの復帰は、プレミアリーグのタイトルレースをひっくり返すには遅すぎたかもしれないと見られています。国内リーグでは取りこぼしもあり、優勝争いからやや後退したという見方が出ています。
一方で、UEFAチャンピオンズリーグのタイトルは、アーセナルにとって現実的な目標として残されています。ノックアウトステージは一発勝負に近い緊張感があり、勢いに乗ったチームが欧州の頂点まで駆け上がるケースも少なくありません。ここでサカがトップフォームを取り戻せば、アーセナルがクラブ史上初の欧州制覇に近づく可能性もあります。
サカはレアルの守備をどう揺さぶるか
レアルマドリードは、チャンピオンズリーグの舞台で圧倒的な経験と勝負強さを誇るクラブです。堅実な守備と高い個人技を兼ね備えた選手がそろっており、簡単に隙を見せてくれません。
そのなかで、サカが鍵を握るポイントは次のような点だと考えられます。
- 右サイドでボールを受けた際に、1対1で積極的に仕掛け、レアルの守備ブロックを崩せるか
- カットインからのシュートだけでなく、味方へのラストパスで相手守備を迷わせられるか
- 守備面でも、サイドバックと連係しながらレアルのカウンター攻撃を封じ込められるか
サカが攻守両面で高いインテンシティを発揮できれば、アーセナル全体のテンポも自然と上がり、ホームで主導権を握る展開につながるでしょう。
「強制休養」をチーム全体のエネルギーに変えられるか
負傷による離脱は、多くの選手にとってフラストレーションの源になります。しかしサカは、その時間を体のケアやメンタルの整理に充てることで、むしろ自分とチームにとってプラスになり得ると受け止めています。
今、アーセナルにはプレミアリーグの結果だけでは測れない「もう一つのシーズン」、すなわち欧州の決戦が待っています。サカの復帰は、その物語の中心的なピースになり得ます。王者レアルマドリードをホームに迎える準々決勝ファーストレグは、アーセナルにとってもサカにとっても、今季の行方を左右するターニングポイントになりそうです。
Reference(s):
Arsenal to host Real Madrid in Champions League quarterfinal first leg
cgtn.com








