フェンシング国際ニュース:中国開催ジュニア世界選手権でパン・チーミャオ銅メダル
国際フェンシング連盟(FIE)のジュニア&カデ世界選手権が中国・江蘇省無錫市で開幕し、開催国の15歳パン・チーミャオ(Pan Qimiao)が女子ジュニア個人サーブルで銅メダルを獲得しました。発熱を押して戦い抜いた一日が、若い世代の国際フェンシングの現在地を映し出しています。
江蘇省・無錫でジュニア&カデ世界選手権が開幕
国際フェンシング連盟(FIE)が主催するジュニア&カデ世界選手権が、今週月曜日に中国・江蘇省無錫市で始まりました。ジュニアとカデの若い世代のトップ選手が集まる国際大会で、将来のスター候補が顔をそろえる舞台です。
発熱を押して挑んだ15歳 パン・チーミャオ
開催国を代表して女子ジュニア個人サーブルに出場した15歳のパン・チーミャオ(Pan Qimiao)は、銅メダルを獲得しました。パンは今大会のディフェンディングチャンピオンで、ジュニア世界ランキング1位として臨んでいます。
パンは発熱というコンディション不良の中でも序盤から相手を圧倒し、初戦から順調に勝ち進みました。その粘り強いフェンシングで会場を沸かせ、地元の声援を背に準決勝まで駒を進めます。
準決勝・リー戦で見せた攻防
準決勝の相手は、米国のアレクサンドラ・リー(Alexandra Lee)。パンは立ち上がりから鋭い攻撃で3-0とリードを奪い、試合の主導権を握ったかに見えました。
しかし徐々に流れはリーに傾き、中盤までにポイントを重ねられたパンは、インターバル時には7-8と1点ビハインドで折り返します。
パンはタイムアウトを取り、戦術を立て直した後に同点まで追いつきましたが、終盤で再びリーが試合の流れを引き戻します。最後はリーが連続ポイントを重ね、15-9で勝利。パンは決勝進出を逃れ、銅メダルで大会を終えました。
金メダルはミクジャイロワ、男子サーブルはベルティーニが制す
女子ジュニア個人サーブルの決勝では、中立選手として出場したアレクサンドラ・ミクジャイロワ(Aleksandra Mikjailova)が圧倒的な強さを見せました。リーとの金メダルマッチを15-3というスコアで制し、タイトルを手にしています。
一方、ジュニア男子個人サーブルでは、中国のCui Zhanshuo(ツイ・ジャンシュオ)が13位と健闘し、中国勢4人の中で最も高い順位となりました。タイトルはイタリアのCosimo Bertini(コジモ・ベルティーニ)が獲得しています。
若い世代の「メンタル」と「駆け引き」が浮き彫りに
今回の女子サーブルは、序盤のリードからの逆転、タイムアウト後の追い上げと、試合の流れが激しく揺れる展開となりました。1本ごとの集中力や、タイミングよく戦術を変える判断力が、若い世代でも勝敗を左右することをあらためて示した形です。
パン・チーミャオにとっては、発熱という逆境の中でメダルをつかんだこと自体が大きな経験となりそうです。開催国の期待を背負いながらも、冷静に試合を組み立てた序盤と、流れを取り戻しきれなかった終盤の両方をどう糧にしていくかが、今後の成長の鍵になるでしょう。
ジュニア&カデ世界選手権は、まだ大会序盤です。今後の種目でも、どんな新しいスターが現れるのか、そしてパンやCui Zhanshuoをはじめとする若い選手たちがどのような戦いを見せてくれるのか、引き続き注目したいところです。
Reference(s):
China's Pan Qimiao earns bronze at Junior & Cadet World Championships
cgtn.com








