ISSF射撃W杯ブエノスアイレスで中国ペアが10mエアライフル混合金
2025年の国際射撃連盟(ISSF)ワールドカップ・ブエノスアイレス大会で、10mエアライフル混合団体のタイトルを中国ペアが制し、王梓菲(Wang Zifei)選手にとって今大会2個目となる金メダルが生まれました。
中国ペアが決勝を主導、インド勢を17対9で下す
現地時間の水曜日に行われた10mエアライフル混合団体の金メダルマッチで、王梓菲選手は宋卜涵(Song Buhan)選手とペアを組み、インドのアリヤ・ボルセ(Arya Borse)選手とルドランクシュ・パティル(Rudrankksh Patil)選手のペアを17対9で下しました。
試合は序盤から中国ペアが主導権を握り、立ち上がりで6対0と一気にリードを広げました。その後も落ち着いた射撃で点差をキープし、14対4と金メダルポイントに到達。終盤にはインド勢の追い上げを受けましたが、最後まで冷静さを失わず逃げ切りました。
混合団体決勝の主なポイント
- 決勝スコアは中国ペア17対9、インドペア9
- 序盤、中国ペアが6対0とリードを広げる展開
- 14対4で金メダルポイントに到達後、インドの反撃を受けつつも振り切って勝利
- 王梓菲選手にとって、ブエノスアイレス大会で2個目の金メダル
王梓菲にとって2冠目、中国は今大会4個目の金
今回の金メダルは、王梓菲選手にとってブエノスアイレス大会での2つ目のタイトルです。決勝の2日前には女子10mエアライフル個人種目でも優勝しており、この混合団体の勝利によって、中国チームは同大会で通算4個目の金メダルを手にしました。
個人種目と混合団体の両方で結果を残した王選手の活躍は、中国代表の層の厚さと、国際大会での安定した強さを改めて印象づけるものとなりました。
予選トップ通過からの金、地元アルゼンチンは銅メダル
王選手と宋選手のペアは、決勝に先立って行われた予選ラウンドでも安定したパフォーマンスを見せ、合計631.4点でトップ通過を果たしました。インドのボルセ選手とパティル選手のペアも630.5点と僅差で続き、この2組が決勝でタイトルを争う展開となりました。
一方、銅メダルマッチでは地元アルゼンチンのフェルナンダ・ルッソ(Fernanda Russo)選手とマルセロ・フリアン・グティエレス(Marcelo Julian Gutierrez)選手のペアが、インドのナルマダ・ニティン・ラジュ(Narmada Nithin Raju)選手とアルジュン・バブタ(Arjun Babuta)選手のペアを17対13で振り切りました。接戦を制したアルゼンチンは、ホームの観客の前で表彰台に上ることになりました。
射撃の国際大会で広がる混合団体種目の存在感
10mエアライフル混合団体は、男女1人ずつがペアを組み、協力しながら得点を積み上げていく種目です。個人戦とは異なり、2人のリズムやメンタルのかけ合わせが勝敗を左右するため、チームワークと安定感がより強く問われます。
今回のブエノスアイレス大会では、中国、インド、アルゼンチンが表彰台を分け合い、アジア勢と南米勢が互いに競い合う構図となりました。国際射撃の舞台で、地域や世代を超えた多様な選手が活躍する流れが改めて示されたと言えます。
日本でも近年、射撃競技や混合団体を含む国際大会の結果に注目が集まりつつあります。今回のISSFワールドカップのような大会結果は、競技そのものの魅力だけでなく、各国がどのように選手育成やチーム編成に取り組んでいるのかを考えるきっかけにもなりそうです。
王梓菲選手と宋卜涵選手のコンビが見せた安定感と集中力は、今後の国際大会でも要注目の存在であることを示しています。ISSFワールドカップをはじめとする射撃の国際舞台で、混合団体種目の勢力図がどのように変化していくのか、引き続き目が離せません。
Reference(s):
Wang, Song win 10m air rifle mixed team title at ISSF World Cup
cgtn.com








