マレーシア・バドミントン新章 パリ五輪ペアが語る挑戦と友情 video poster
パリ五輪で歴史的な活躍を見せたマレーシアのバドミントン・ダブルス、アーロン・チア選手とソー・ウーイック選手が、スポーツ番組「Sports Scene」のインタビュー企画「Talk Sports」の最新回に登場しました。独占インタビューでは、五輪後の心境、新コーチとの取り組み、中国の選手たちとの友情、そして次のロサンゼルス五輪や団体戦への思いを率直に語っています。
パリ五輪で歴史を刻んだ二人
チア/ソー組は、パリ五輪でマレーシアのバドミントン史に新たな1ページを刻みました。祖国にとって歴史的な結果を残したことで、一気に世界の注目を集める存在となりました。
今回の「Talk Sports」独占インタビューは、Zhu Mandan氏が聞き手を務め、パリ五輪後の生活や競技への向き合い方の変化を掘り下げています。二人は、プレッシャーと期待が同時に高まる中でも、冷静に自分たちのバドミントンを貫く姿勢を語りました。
新コーチと掴んだ寧波アジア選手権の手応え
インタビューの中で二人が強調したのが、新しいコーチとの出会いです。チア選手とソー選手は、このコーチング体制の変化が自分たちのプレースタイルによりフィットしていると感じていると話しました。
その自信が形になったのが、寧波で行われたアジア選手権での優勝です。特にソー選手は、「これまでの大会と比べて、寧波では試合を通じた安定感が大きく向上していた」と振り返り、この安定感を今後の大会にもつなげたいと意気込みを示しました。
ホームの声援とプレッシャー リャン/ワン組への目線
チア選手が印象的なエピソードとして挙げたのは、寧波で戦った中国ペア、リャン/ワン組のことでした。地元の観客の前で戦うホームペアには、大きな声援と同時に特有のプレッシャーがかかると指摘します。
「ホームで戦う選手は、応援が力になる一方で、その期待が重圧にもなり得る」とチア選手は語りました。寧波での試合は、地元選手だけでなく、すべての選手にとって「メンタルの強さ」が問われる場だったと言えそうです。
コートを離れればライバルは仲間に
国際スポーツニュースとして興味深いのは、二人が繰り返し強調した「選手同士の友情」です。激しいラリーを繰り広げるコートの外では、国や地域を超えた交流が生まれているといいます。
チア選手とソー選手は、日頃から多くの選手と良好な関係を築いており、中国の選手たちとも互いを尊重し合う友好的な雰囲気があると話しました。試合では全力で競い合い、コートを離れれば同じ競技を愛する仲間として語り合う――その距離感が、現在のバドミントン界の空気を象徴しているようです。
また二人は、中国のバドミントン文化の活気を高く評価しました。層の厚い選手層や熱心なファンの存在が、競技全体のレベルを押し上げ、互いを高め合う環境を生み出していると感じているといいます。
ロサンゼルス五輪とスディルマン杯へ 視線は次の舞台に
パリ五輪での躍進と寧波でのアジア選手権優勝を経て、チア/ソー組の視線はすでに次のステージに向いています。二人が明確に口にしたのが、ロサンゼルス五輪でのさらなる飛躍への思いです。
その道のりの途中には、世界の強豪が集う団体戦、スディルマン杯などの国際大会が待ち受けています。二人は、団体戦でのパフォーマンスにもこだわり、「チームの一員としてしっかり結果を残し、国際舞台で存在感を示したい」と語りました。
アジア発のスポーツストーリーとして読む
今回のインタビューは、単なるバドミントンの試合結果にとどまらず、現代の国際スポーツが持ついくつかの特徴を映し出しているように見えます。
- 国境を越えた友情とライバル関係が同時に存在すること
- ホームの声援が「力」にも「重圧」にもなり得るというメンタル面の難しさ
- バドミントンのような競技でも、長期的な視点で五輪サイクルを見据えた準備が進んでいること
アジア、とりわけバドミントンが盛んな地域の選手たちが、互いに競いながらも尊重し合う姿は、国際ニュースやスポーツを追う読者にとって、多くの示唆を与えてくれます。チア/ソー組の歩みは、マレーシアのみならず、アジアのスポーツシーン全体のダイナミズムを象徴する物語の一つと言えるでしょう。
ロサンゼルス五輪、そしてその先の舞台に向けて、二人がどのように自らをアップデートしていくのか。今後の国際大会でのプレーからも目が離せません。
Reference(s):
Talk Sport exclusive: Malaysian badminton stars share Olympic success
cgtn.com








