体操ワールドカップ・ドーハ 中国の尤浩が男子つり輪で金メダル
国際体操の主要大会である体操ワールドカップ・ドーハ大会で、中国の尤浩(ヨウ・ハオ)が男子つり輪を制し、金メダルを獲得しました。新型コロナ禍で延期された東京五輪で銀メダルだった実力者が、4年を経て再び世界の舞台で存在感を示しました。
ドーハの国際体操ニュース 男子つり輪で尤浩が頂点に
現地時間の金曜日に行われた体操ワールドカップ・ドーハ大会の種目別決勝は、男子つり輪をはじめとする複数種目で金メダルが争われ、1日で5つの金メダルが誕生しました。その中で、男子つり輪を制したのが中国の尤浩です。
尤浩は予選から安定した演技を見せ、予選順位1位で決勝に進出。プレッシャーのかかる決勝でも崩れることなく持ち味を発揮し、14.400点をマークして優勝をつかみました。
東京五輪銀メダリスト、32歳で見せた「勝ち切る力」
尤浩は、新型コロナの影響で延期された東京五輪の男子つり輪で2位となった選手です。今回はそれから4年を経て迎えた大きな国際大会の一つで、再び世界トップレベルの実力を証明しました。
つり輪は上半身の筋力と身体のコントロールが問われる種目で、わずかなブレや減点が順位を大きく左右します。その中で予選から決勝まで首位を守り切ったことは、技の難度だけでなく「安定感」という面でも高く評価できる結果です。
男子あん馬 洪彦明が予選3位から銀メダルに躍進
同じく中国勢では、男子あん馬で洪彦明(ホン・ヤンミン)が存在感を示しました。洪は予選を3位で通過しましたが、決勝では演技を一段と引き上げ、銀メダルを獲得しました。
あん馬はミスが目立ちやすい難しい種目ですが、予選から決勝にかけてパフォーマンスの質を上げて表彰台の一角をつかんだことは、中国男子体操の層の厚さを示す結果と言えます。
49歳チュソビチナの挑戦 女子跳馬はベラクが優勝
女子跳馬では、ウズベキスタンのレジェンドとして知られる49歳のオクサナ・チュソビチナが決勝に進出し、6位に入りました。長年にわたり第一線で戦い続けるベテランが、今大会でも世界の舞台に立ち続けていること自体が、大きな話題となっています。
女子跳馬のタイトルを獲得したのは、スロベニアのテヤ・ベラクです。ベラクは安定した跳躍で得点を積み上げ、混戦の女子跳馬で頂点に立ちました。
今回のドーハ大会が示すもの
今回の体操ワールドカップ・ドーハ大会の結果からは、いくつかのポイントが読み取れます。
- 尤浩の金メダルと洪彦明の銀メダルは、中国男子体操が依然として世界トップレベルにあることを示している
- 東京五輪で表彰台経験のある選手が、4年後も国際舞台で結果を残している点は、キャリアの持続可能性という面でも注目される
- 49歳のチュソビチナが決勝で戦い続けている姿は、年齢と競技の限界について改めて考えさせられる象徴的な出来事となっている
ドーハでの体操ワールドカップは、単なるメダル争いにとどまらず、ベテランと中堅、次の世代が交錯する「世代交代と継続」の縮図のような大会にもなっています。中国勢の活躍を含め、今後の国際体操シーンがどのように動いていくのか、引き続き注目されます。
Reference(s):
China's You Hao wins men's rings gold at Artistic Gymnastics World Cup
cgtn.com








