リバプールがレスター撃破 プレミアリーグ優勝目前、レスターは降格決定
イングランド・プレミアリーグでリバプールがレスター・シティに1-0で勝利し、優勝に大きく前進しました。一方でこの結果によりレスターのチャンピオンシップ降格が決まり、タイトル争いと残留争いの明暗がくっきりと分かれる一日となりました。
優勝目前のリバプール、レスターに辛勝
アウェーのキング・パワー・スタジアムで行われた一戦は、終始リバプールが主導権を握りながらも決定機を生かし切れない展開が続きました。エースのモハメド・サラーは序盤にシュートを放ち、両ポストを叩く不運な場面もあり、ゴールに嫌われた形となりました。
均衡が破れたのは後半76分。途中出場のトレント・アレクサンダー=アーノルドにボールがこぼれると、左足一閃。ゴール前の人垣を抜けてネットを揺らし、ついに待望の先制点が生まれました。アレクサンダー=アーノルドはユニホームを脱いで歓喜を爆発させ、遠征に駆けつけたサポーターと喜びを分かち合いました。
この勝利でリバプールは勝ち点79とし、2位アーセナルとの差は13に再び広がりました。残り5試合での13ポイント差は、数字の上でも心理面でも大きなアドバンテージと言えます。
残り5試合、タイトル決定の条件は
リバプールのアルネ・スロット監督は、チームのメンタル面の強さを強調しつつも、まだ気を緩めてはいません。指揮官は、選手たちが「特別なもの」を懸けた戦いを楽しんでいると語り、この終盤戦を前向きに捉えています。
優勝決定のシナリオは大きく二つに整理できます。
- アーセナルが水曜日に行われるホームでのクリスタル・パレス戦に敗れた場合、リバプールの優勝がその時点で決定。
- アーセナルがパレス戦で勝利または引き分けた場合、リバプールは次節の日曜日にホームでトッテナム・ホットスパーを下せば自力でタイトルを確定。
スロット監督は、トッテナム戦に向けて「スタジアムは満員になる」とし、ホームでのタイトル決定を見据えながらも、あくまで目の前の一試合に集中する姿勢を示しています。優勝すれば、同監督はイングランドのトップリーグでタイトルを獲得する初のオランダ人監督となります。
レスターは1年で降格、歴代最多13回目
一方、敗れたレスター・シティにとっては厳しい夜となりました。今季プレミアリーグに昇格してからわずか1シーズンでの降格が決まり、来季は再びチャンピオンシップ(2部相当)での戦いに戻ることになります。
レスターはこれでイングランドのトップディビジョンから13回目の降格となり、これは歴代最多記録です。かつて優勝争いを演じたクラブが、昇格と降格を繰り返す立場にいることは、プレミアリーグの競争の激しさと残酷さを象徴しているとも言えるでしょう。
アーセナルは4発快勝、タイトル争いへの意地
同じ日、タイトルを追うアーセナルは、敵地で10人となったイプスウィッチ・タウンに4-0と大勝し、わずかながら望みをつなぎました。アーセナルは勝ち点66とし、依然としてリバプールを追う立場です。
クラブは現在、パリ・サンジェルマンとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝も控えていますが、この試合内容からはリーグタイトルを簡単には諦めない姿勢がはっきりと見て取れます。過密日程の中で、どこまで総力戦を続けられるかが焦点になりそうです。
同日のその他の結果
この日のプレミアリーグでは、他にも注目のカードが行われました。
- チェルシー 2-1 フラム
- アーセナル 4-0 イプスウィッチ・タウン
- ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ 1-0 マンチェスター・ユナイテッド
チェルシーはロンドン勢同士の対戦を制し、ウルヴァーハンプトンはマンチェスター・ユナイテッドを下して存在感を示しました。タイトル争いだけでなく、欧州カップ戦出場権や中位争いでも、今後の結果が大きく順位を左右しそうです。
メンタルの強さが問われるシーズン終盤
スロット監督が語るように、リバプールの強みは技術や戦術だけでなく、シーズン終盤にプレッシャーを楽しめるメンタルの強さにあります。ビッグクラブでも終盤に失速する例は少なくありませんが、今季のリバプールは「最後まで走り切る」メンタリティを前面に出し続けています。
一方で、レスターの降格や、イプスウィッチのような昇格組の奮闘は、プレミアリーグが単なるビッグクラブ同士のリーグではなく、昇降格を通じたダイナミックな物語を生み出していることを改めて感じさせます。
水曜日のアーセナル対クリスタル・パレス、そして次の日曜日のリバプール対トッテナムと、今週はタイトルレースの行方を大きく左右する試合が続きます。欧州サッカーをめぐる国際ニュースとしても注目度の高いプレミアリーグの戦いから、しばらく目が離せません。
Reference(s):
cgtn.com








