ISSF射撃W杯リマ大会でスン・ユージエが女子25mピストル金
射撃の国際大会であるISSFワールドカップのリマ大会で、中国のスン・ユージエ(Sun Yujie)選手が女子25mピストルで優勝し、今季2大会連続となる金メダルを獲得しました。中国代表チームは大会を通じて合計13個のメダルを手にし、女子ピストル種目での存在感を改めて示しました。
女子25mピストルで今季2大会連続の金メダル
ペルーの首都リマで行われたISSFワールドカップの最新ラウンド最終日、女子25mピストル決勝でスン・ユージエ選手が頂点に立ちました。今季2つ目の金メダルとなり、シーズンを通じた安定した強さを証明する結果となっています。
決勝は中国とインドが3選手ずつを送り出す緊張感の高い展開となりました。スン選手とチームメートのヤオ・チェンシュン(Yao Qianxun)選手は、いずれも15発中11発を的中させる安定した内容で上位をキープ。一方で、ズー・ペンウェン(Zu Pengwen)選手はノックアウト方式の早い段階で敗退し、8位で大会を終えています。
中国代表、4金3銀6銅の好成績
今大会での中国代表のメダル獲得数は、金4個、銀3個、銅6個の計13個に達しました。女子25mピストルのスン選手の優勝もその一つで、中国射撃陣の層の厚さを示す結果といえます。
- 金メダル:4個
- 銀メダル:3個
- 銅メダル:6個
- 合計:13個
個人としてはスン選手が2大会連続で金メダルを手にし、女子ピストル陣をけん引しました。中国代表にとっては、若手と実績ある選手が混在する中で、今後の大会に向けた弾みとなるシリーズとなりました。
1発差の勝負、最後まで揺れたメダル争い
決勝ラウンドは細かなミスが順位を左右する接戦となりました。スン選手とヤオ選手は、インドのSimranpreet Kaur Brar選手とともに、終盤までメダル争いの中心に残ります。
インドのManu Bhaker選手は何度もギリギリで敗退を免れ、粘り強さを見せましたが、最後の4発を外したことで表彰台には届きませんでした。競技終盤、Brar選手とスン選手の差はわずかで、1発ごとに会場の空気が変わるような緊張感が続きました。
最終的にはスン選手がBrar選手を1発差で振り切り、金メダルを確定させました。ヤオ選手も安定した射撃でBrar選手を上回り、スン選手に続く順位を守っています。わずかな差が勝敗を分ける25mピストルらしい、見応えのある決勝となりました。
6月のミュンヘン大会へ、流れをつなげられるか
ISSFワールドカップは複数の開催地を巡るシリーズ戦で、リマ大会の次の開催地は6月のミュンヘンとされています。リマで勢いに乗った中国代表が、ミュンヘンでも同様の結果を出せるか注目が集まります。
特に、スン選手が女子25mピストルでどこまで勝利を重ねていくのかは、今後のシリーズの見どころの一つです。ヤオ選手やズー選手を含むチーム全体が経験を積むことで、さらに競争力を高めていくことが期待されます。
ISSFワールドカップを見る視点
ISSFワールドカップは、世界各地からトップレベルの射撃選手が集まるシリーズ大会で、選手にとっては技術を磨き、国際舞台での経験を積む貴重な場となっています。1発のミスが順位を大きく動かす競技だけに、メンタル面の強さも含めて、アスリートとしての総合力が試されます。
今回のリマ大会では、中国代表の安定した強さに加え、インド勢の粘り強い戦いも目立ちました。スン・ユージエ選手の1発差の勝利は、数字以上に重みのある結果であり、今後のシリーズや大舞台に向けた自信につながるものといえます。
国際ニュースとしての射撃競技は、まだ日本語での情報が限られがちですが、このような大会の一つ一つが、各国のスポーツ戦略やアスリートの成長を映し出す鏡でもあります。次のミュンヘン大会で、どのようなドラマが生まれるのか、シリーズの行方を追っていきたいところです。
Reference(s):
China's Sun secures women's 25m pistol gold at ISSF World Cup in Lima
cgtn.com







