劉国梁氏が中国卓球協会会長を辞任、新会長に王励勤氏
中国卓球協会(CTTA)の会長を務めてきた劉国梁(リウ・グオリアン)氏が辞任し、水曜日に行われた選挙で副会長の王励勤(ワン・リーチン)氏が新会長に選出されました。中国卓球界を象徴してきた2人のレジェンドによる世代交代は、国際ニュースとしても注目されています。
劉国梁氏が会長職を退く
劉氏は、オリンピック、世界選手権、ワールドカップのシングルスをすべて制する「グランドスラム」を達成した元トップ選手です。現役引退後の2013年には中国代表チームのチーフコーチに就任し、指導者としても世界の舞台で存在感を示してきました。
チーフコーチとして臨んだ2016年リオデジャネイロ五輪では、チームを率いて卓球競技の4つの金メダルをすべて獲得する「完全制覇」を達成しました。その後、2018年に中国卓球協会会長に就任し、2023年には再選されています。
会長在任中も、中国代表はオリンピックで安定して金メダルを積み重ねてきました。選手としても指導者としても結果を出し続けた劉氏の辞任は、中国卓球界にとって大きな節目と言えます。
新会長に就任した王励勤氏とは
新会長となった王励勤氏は、46歳。現役時代には二度のオリンピック金メダルを獲得し、世界選手権シングルスでも3度優勝した実績を持つ、中国卓球界を代表するスター選手の一人です。
2013年に中国代表チームから退き、その後は指導者や協会幹部としての道を歩んできました。2018年からは中国卓球協会の副会長を務め、協会運営にも関わってきた人物です。
今回、副会長から会長に選出されたことで、王氏は中国卓球協会のトップとして、代表チームの強化や競技環境づくりなど、幅広い分野でかじ取り役を担うとみられます。
中国卓球と国際シーンへの意味
劉氏が会長を務めた期間、中国は東京2020大会とパリ2024大会の卓球競技で、金メダル10個のうち9個を手にしました。中国卓球の強さを象徴する数字と言えます。
こうした圧倒的な成績のあとで行われる会長交代は、中国国内だけでなく、世界の卓球界にとっても意味のあるタイミングだと受け止められそうです。今後、次のような点が注目されます。
- 代表チームの体制や方針にどのような変化があるのか
- 若手選手の育成や世代交代をどのように進めていくのか
- 中国卓球協会として、国際大会や卓球普及にどんな戦略を打ち出すのか
いずれにしても、選手として世界の頂点を知る2人が、指導者・協会トップとしてバトンをつないでいく構図は、中国卓球の層の厚さを改めて印象づけます。中国卓球協会の新体制が、東京2020・パリ2024に続く次のオリンピックサイクルでどのような結果を残すのか、国際ニュースとして今後も注目が集まりそうです。
Reference(s):
Liu Guoliang resigns as president of Chinese Table Tennis Association
cgtn.com








