大坂なおみ、マドリードOP初戦敗退でクレーシーズン黒星スタート
WTAマドリード・オープンで、大坂なおみがクレーコートシーズンの初戦となる1回戦で敗退しました。一方で、19歳のアレクサンドラ・イーラは2回戦でイガ・シフィオンテクとの再戦を迎えることになり、女子テニスの勢力図の変化にも注目が集まっています。
大坂なおみ、マドリードOP初戦でフルセット惜敗
大坂なおみは、WTAマドリード・オープン1回戦でルチア・ブロンゼッティ(イタリア)と対戦し、4-6、6-2、4-6のフルセットで敗れました。クレーコートシーズンの幕開けとなる試合は、接戦の末に黒星スタートとなりました。
試合終盤のマッチポイントでは、大坂が足を取られたようにバランスを崩す場面もありました。勝利したブロンゼッティはネットに向かう途中で大坂の様子を気遣い、握手の前に問題がないか確認するなど、スポーツマンシップが印象に残るシーンも見られました。
約1か月ぶりの実戦、ランキング55位からの再始動
大坂は現在、世界ランキング55位で、今大会ではシードされていませんでした。1か月近く公式戦から遠ざかっており、このマドリードでの試合が、マイアミ・オープンで4回戦に進出して以来の実戦となりました。
第2セットでは6-2と取り返し、主導権を握り返す場面も作りましたが、最終セットでは再びブロンゼッティに流れを奪われました。スコア以上に細かな修正が問われる内容で、クレーコートシーズンの序盤戦としては、課題と手応えが交錯する試合だったと言えます。
ブロンゼッティはキーズ戦へ WTA1000で3度目の3回戦狙い
大坂を破ったブロンゼッティは、2回戦で第5シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦します。ブロンゼッティは、格付けの高いWTA1000大会で、自身3度目となる3回戦進出を狙います。
ランキング上位のキーズに挑む一戦は、ブロンゼッティにとってキャリアを一段押し上げるチャンスでもあります。大坂戦で見せた粘り強いラリーと冷静な試合運びを、どこまで次戦でも発揮できるかが注目されます。
19歳イーラ、シフィオンテクとの再戦へ前進
同じマドリード・オープンでは、19歳のアレクサンドラ・イーラが勢いを維持しています。イーラは1回戦でヴィクトリヤ・トモワを6-3、6-2のストレートで下し、2回戦に進出しました。
イーラは2回戦で、イガ・シフィオンテクとの再戦に臨みます。イーラは先月、マイアミ・オープンにワイルドカードで出場した際、ポーランドのトップ選手であるシフィオンテクを相手に番狂わせを演じており、今回のマドリードでのカードは、その再現となる注目の一戦です。
2025年クレーシーズン序盤に見えるもの
大坂なおみの初戦敗退と、アレクサンドラ・イーラの快進撃という対照的な結果は、2025年のクレーコートシーズン序盤の多様な表情を映し出しています。四大大会優勝経験を持つ選手が試行錯誤を続ける一方で、10代の若手がWTA1000の舞台で新しい存在感を示そうとしています。
クレーコートは、ラリーが長くなりやすく、フィジカルとメンタルの両面で消耗の大きいサーフェスです。大坂にとっては、ここからどれだけ試合を重ねて感覚を取り戻し、自信を積み上げていけるかが鍵になりそうです。一方、ブロンゼッティやイーラのような選手にとっては、勢いを結果につなげ、安定して上位進出を続けられるかどうかが、今後のランキングや評価を左右していきます。
マドリード・オープンはまだ序盤ですが、大坂の巻き返しの行方と若手選手たちのチャレンジから、2025年の女子テニスの流れを占うヒントがすでに見え始めています。
Reference(s):
Osaka's clay-court season starts with a loss in Madrid Open 1st round
cgtn.com








