ヌネス94分弾でマンC劇的勝利 プレミアでCL争いに弾み
2025年12月現在、プレミアリーグでは来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を懸けた上位争いが激しさを増しています。そうした中、マンチェスター・シティがアストン・ビラを2-1で下し、貴重な勝ち点3をつかみました。アディショナルタイムの劇的ゴールで決着した一戦は、上位の勢力図に小さくない影響を与えそうです。
ヌネスの94分弾でマンCが劇的勝利
火曜日に行われたプレミアリーグの一戦は、最後のワンプレーまで結果が読めない展開になりました。ホームのエティハド・スタジアムでアストン・ビラを迎えたマンチェスター・シティは、1-1で迎えた後半アディショナルタイム94分、マテウス・ヌネスがジェレミー・ドクのクロスに合わせて決勝ゴールを奪取。これが試合最後の一蹴となり、シティが2-1で勝利しました。
ヌネスにとってはチームでのリーグ戦初ゴールとなる一撃でした。スタンドのシティサポーターは総立ちとなり、ペップ・グアルディオラ監督は両手を高く突き上げて喜びを爆発させました。一方で、勝ち点1を目前で取りこぼしたアストン・ビラのウナイ・エメリ監督は、ピッチサイドで肩を落とす姿が印象的でした。
シウバが先制、ラッシュフォードがPKで同点に
試合は立ち上がりから動きました。前半7分、マンチェスター・シティは右サイドでオマル・マルムシュがアストン・ビラの右サイドバック、マティ・キャッシュをスピードで振り切り、エリア内へ鋭い折り返し。これにベルナルド・シウバがタイミング良く飛び込み、右足で合わせて先制点を奪いました。GKエミ・マルティネスはいったんボールに触れたものの、勢いを殺し切れずネットを揺らされました。
それでもアストン・ビラはすぐに反撃します。試合開始からわずか18秒でポストを直撃するシュートを放っていたマーカス・ラッシュフォードが、今度は確実にスコアを動かしました。前半18分、ルベン・ディアスがジェイコブ・ラムジーを後方から右足でクリップしたとVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が判定し、アストン・ビラにPKが与えられます。
キッカーを務めたラッシュフォードは、冷静にGKシュテファン・オルテガの逆を突くコースへボールを蹴り込み同点。試合は1-1となり、以降は互いにゴール前でチャンスを作りながらも決め切れない時間帯が続きました。
攻勢を続けたシティ、最後に実った14本目のシュート
主導権を握ったのはホームのマンチェスター・シティでした。試合全体のシュート数はシティが14本、アストン・ビラが7本と、数字の上でもシティの攻勢が際立っています。それでもスコアは1-1のまま時間だけが過ぎ、スタジアムには引き分けムードも漂い始めていました。
しかし、最後の瞬間に試合は動きます。左サイドからドクが得意のドリブルで仕掛け、ペナルティーエリア内へ鋭いグラウンダーのクロスを供給。ファーサイド(ゴールから遠い側)に走り込んだヌネスがこれを確実に押し込み、土壇場で勝ち越しに成功しました。シティの粘り強さと攻撃の厚みが、最後の最後で実を結んだ形です。
3位浮上のマンC、7位のビラは痛い敗戦
この勝利により、マンチェスター・シティは勝ち点61とし、プレミアリーグで3位に浮上しました。もっとも、シティは直後に続く3チームより1試合多く消化しており、順位ほど安泰ではありません。それでも、来季のチャンピオンズリーグ出場権を争ううえで、直接ライバルとなり得るクラブから勝ち点3を奪った意味は小さくありません。
一方のアストン・ビラは、勝ち点57のまま7位にとどまりました。上位との勝ち点差を詰める絶好のチャンスを逃しただけでなく、エティハド・スタジアムではリーグ戦15連敗という不名誉な記録が続くことになりました。内容面では勝ち点1以上を手にしてもおかしくない試合だっただけに、終了間際の失点はチームにとって精神的なダメージになりかねません。
数字で振り返るマンチェスター・シティ対アストン・ビラ
- 試合結果:マンチェスター・シティ 2-1 アストン・ビラ
- 得点者:ベルナルド・シウバ(7分)、マーカス・ラッシュフォード(18分・PK)、マテウス・ヌネス(94分)
- シュート数:マンチェスター・シティ 14本 / アストン・ビラ 7本
- マンチェスター・シティの勝ち点:61(3位)
- アストン・ビラの勝ち点:57(7位)
CL争いの鍵を握る「1点の重み」
残り試合数が限られてくるこの時期、プレミアリーグ上位クラブにとって「引き分けの1ポイント」と「勝利の3ポイント」の差は、シーズンの行方を左右しかねないほど重くなります。マンチェスター・シティにとって、今回のように内容で優位に立ちながらもスコアが動かない展開で、最後まで集中を切らさず勝ち切れたことは大きな収穫と言えます。
また、この試合ではVAR判定をきっかけに試合の流れが変わる場面もありました。細かな判定一つが、選手の心理やスタジアムの空気、そして最終的な結果にまで影響することを、あらためて印象づけたゲームでもあります。
来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権をめぐる競争が続く中で、マンチェスター・シティとアストン・ビラが今後どのように立て直しを図り、勝ち点を積み上げていくのか。上位にひしめくクラブの中で、1試合1試合の「1点の重み」をどう自分たちの側に引き寄せるのかが、今シーズンの行方を占ううえで大きなポイントになりそうです。
Reference(s):
Late Nunes goal lifts Man City to thrilling 2-1 win over Aston Villa
cgtn.com








