世界スヌーカー選手権 パン・ジュンシュが同胞対決制し初の16強
2025年の世界スヌーカー選手権(イングランド・シェフィールド)1回戦で、中国出身の若手パン・ジュンシュ(Pang Junxu)が同胞のチャン・アンタ(Zhang Anda)を10-7で破り、自身初となるベスト16進出を決めました。次戦では7度世界王者に輝いたロニー・オサリバン(Ronnie O'Sullivan)と対戦する予定で、台頭する新世代とレジェンドの顔合わせとして注目を集めています。
この記事のポイント
- パン・ジュンシュが1回戦でチャン・アンタを10-7で破り、世界選手権で初のベスト16進出
- 5-7とリードを許した状況から、4フレーム連取で逆転勝利
- 次戦は7度世界王者ロニー・オサリバンと激突、世界1位ジャド・トランプも別カードで勝ち上がり
パン・ジュンシュ、同胞対決を制して初の16強入り
2025年の世界スヌーカー選手権は、伝統の地イングランド・シェフィールドで開催されています。その1回戦で、中国出身のパン・ジュンシュ(Pang Junxu)は、同じく中国出身のチャン・アンタ(Zhang Anda)と対戦しました。
試合は2セッション制で行われ、序盤はチャンが主導権を握りました。第1セッションを終えてスコアは5-3とチャンがリード。パンにとっては苦しい展開で第2セッションを迎えることになりました。
5-7からの集中力、4フレーム連取の逆転劇
第2セッション立ち上がりの第9フレームで、パンはブレーク111点という「センチュリー(100点以上)」の高得点をたたき出し、まずは1フレームを取り返しました。しかし直後の第10フレームをチャンが奪い返し、流れを完全には引き寄せることができません。
その後も両者1フレームずつを分け合い、スコアは依然としてチャンの7-5リード。ここからパンの反撃が本格的に始まります。第13フレーム以降、パンは1本のセンチュリーブレークと3本の50点オーバーのブレークをまとめ、なんと4フレーム連取。スコアを一気に9-7とひっくり返しました。
追い込まれたチャンにとって、第17フレームが最後の望みでしたが、勢いに乗ったパンは落ち着いた試合運びでこれも制し、最終スコア10-7で勝利。世界選手権では自身初となるラスト16(ベスト16)進出を決めました。
※フレーム:スヌーカーにおける1ゲームの単位。
※ブレーク:1回のテーブル上の攻撃で積み上げた得点のこと。
次戦は7度世界王者ロニー・オサリバンと対戦
パンが次に対戦するのは、7度の世界タイトルを持つロニー・オサリバン(Ronnie O'Sullivan)です。49歳のベテランは、今大会が約3か月ぶりの公式戦復帰となりましたが、初戦からその実力を示しました。
オサリバンは1回戦でアリ・カーター(Ali Carter)を10-4で下し、世界選手権では33大会連続で出場している中で、実に29回目の2回戦進出を達成しました。長年トップを走り続けるレジェンドと、世界選手権で勢いに乗る若手パンとの一戦は、今大会の見どころの一つになりそうです。
世界1位トランプも中国出身選手を撃破
別の1回戦では、世界ランキング1位のジャド・トランプ(Judd Trump)が、中国出身のジョウ・ユエロン(Zhou Yuelong)を10-4で下し、危なげなく勝ち上がりました。
トランプの次戦の相手はショーン・マーフィー(Shaun Murphy)です。マーフィーは今年1月に、伝統ある招待制大会「マスターズ」で自身2度目となる優勝を飾っており、勢いに乗る実力者として注目されています。
アジア勢の存在感と、今後の見どころ
今回の1回戦では、パン対チャン、トランプ対ジョウなど、中国出身選手がからむカードが続きました。イギリス発祥のスヌーカーは、いまやアジアでも人気が高まり、世界選手権の本戦でもアジア出身の選手が上位をうかがう存在になっています。
パンがオサリバンという「壁」を乗り越えられるのか、それともレジェンドが貫禄を見せつけるのか。さらに、世界1位トランプとマーフィーのカードも含め、トーナメントの行方は一段と読みにくくなっています。
通勤時間のちょっとした合間に試合速報を追いながら、「世代交代は起きるのか」「アジア勢はどこまで勝ち上がるのか」といった視点で大会を眺めてみると、スヌーカーの国際ニュースがぐっと身近に感じられるはずです。
Reference(s):
Pang edges Zhang in all-Chinese clash at World Snooker Championship
cgtn.com







