テニス国際ニュース:ディアロがマドリード・オープンで大金星、初のマスターズ8強
テニス国際ニュース:ディアロがマドリード・オープンで大金星、初のマスターズ8強
カナダのガブリエル・ディアロが、マドリード・オープンで優勝候補のグリゴール・ディミトロフをフルセットで破り、自身初となるATPマスターズ大会の準々決勝進出を決めました。粘り強くマッチポイントをしのいだ一戦は、ツアーでの存在感を一気に高める内容となりました。
フルセットでディミトロフ撃破、マスターズ初の8強
マドリード・オープン男子シングルスで、世界ランキング78位のディアロがブルガリアのグリゴール・ディミトロフを逆転で下しました。第1セットは5対7で落としたものの、第2セットではタイブレークにもつれ込む接戦となりました。
タイブレークでは、ディアロは相手のマッチポイントを何度もしのぎながら流れを引き寄せ、最後はサービスエースで9対7と取り切りました。3セット目も勢いを維持し、6対4で奪取。ディミトロフのショットがわずかにワイドとなったポイントで、金星が決まりました。
マッチポイントに強い23歳、ラッキールーザーから台頭
23歳のディアロは、今大会でもラッキールーザーとして本戦に出場しました。ラッキールーザーとは、予選で敗れた選手が本戦の欠場者の代わりに繰り上がり出場する仕組みです。ディアロは過去4度のマスターズ大会出場のうち3度でこの形で本戦入りしており、限られたチャンスを確実にものにしてきています。
3月のインディアンウェルズ大会1回戦では、中国のジャン・ジジェンとの試合でマッチポイントをしのいで逆転勝ちしており、今回もその粘り強さが光りました。マドリードでの勝利により、ディアロは世界ランキングを25位分上げ、自己最高となる53位に浮上する見込みとなりました。準々決勝で勝利すれば、さらなるジャンプアップも期待されました。
次の相手はムセッティ、パリ五輪銅メダリスト
準々決勝でディアロが対戦するのは、イタリアのロレンツォ・ムセッティです。ムセッティは、マドリード・オープンの試合でオーストラリアのアレックス・デミノーを6対4、6対2のストレートで破り、8強入りを決めました。
ムセッティはクレーコートを得意とし、2024年パリ五輪では銅メダルを獲得。マドリードのわずか3週間足らず前には、マスターズ1000大会モンテカルロで自身初の決勝に進出するなど、好調を維持していました。このマドリードでの勝利により、翌週のATPランキング更新でイタリア男子として1973年以降6人目となるトップ10入りが確実となったとされています。
ディアロ対ムセッティ、次世代を象徴する一戦に
ラッキールーザーから勝ち上がったディアロと、クレーで実績を積み上げてきたムセッティ。23歳同士の対戦は、男子テニスの次世代を象徴するカードといえます。力強いサービスと粘りのディアロに対し、ムセッティは多彩なショットとクレーで鍛えた安定感が持ち味です。
どちらがマスターズの準決勝に進み、存在感をさらに高めるのか。ランキング争いや世代交代の流れも含めて、テニスファンが注目した一戦となりました。
Reference(s):
cgtn.com








