川崎フロンターレがアル・ナスル撃破 AFCチャンピオンズリーグエリート決勝へ
アジアのクラブ王者を決めるAFCチャンピオンズリーグエリートで、川崎フロンターレがサウジアラビアの強豪アル・ナスルを3-2で下し、クラブ史上初となる決勝進出を決めました。国際サッカーの舞台で、日本のクラブがどのような戦いを見せたのか整理します。
アル・ナスル撃破でクラブ史上初の決勝進出
試合はサウジアラビア・ジッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティで行われました。AFCチャンピオンズリーグエリート準決勝で川崎フロンターレはアル・ナスルに3-2で勝利し、この大会で初めて決勝の舞台に立つことになりました。
決勝では、前日にアル・ヒラを3-1で破ったアル・アハリと対戦します。両クラブとも、このAFCチャンピオンズリーグエリートでの初優勝を懸けて土曜日の決勝に臨むことになります。
試合展開:先制、同点、再び突き放すシーソーゲーム
前半10分、タツヤ・イトウのボレーで先制
川崎フロンターレは立ち上がりから積極的にゴールを狙い、前半10分に試合を動かしました。相手のヘディングでのクリアボールをタツヤ・イトウがダイレクトでボレーシュート。これがゴールに突き刺さり、日本のクラブが先にスコアを動かしました。
サディオ・マネが同点弾、しかし再びオゼキが押し込む
その18分後、アル・ナスルも反撃に転じます。左サイドからサディオ・マネがペナルティーエリア内に切れ込み、強烈なシュートを放ちました。このシュートはいったん川崎のディフェンダーとGKルイス・ヤマグチに当たったものの、そのままゴールイン。同点に追いつかれます。
それでも川崎フロンターレは崩れませんでした。前半41分、再びイトウのシュートからチャンスが生まれます。アル・ナスルのGKベントが最初のシュートを防いだものの、そのこぼれ球をユウト・オゼキが押し込み、2-1と再びリードを奪いました。
イエナガの3点目でリードを広げる
後半に入っても川崎フロンターレの集中は切れませんでした。76分、左サイドからエリソンが相手ディフェンスを突破し、ゴール前に低いクロスを供給します。ゴール前にフリーで待っていたアキヒロ・イエナガがこれを冷静に流し込み、スコアは3-1に。貴重な追加点でリードを広げました。
終盤の87分には、アル・ナスルのアイマン・ヤヒヤがミドルシュートを決め、3-2と1点差に詰め寄られます。しかし反撃はここまでで、川崎フロンターレがリードを守り切りました。
ロナウドをノーゴールに抑える守備陣
試合前から注目を集めていたのが、40歳となったクリスティアーノ・ロナウドをどう抑えるかという点でした。ロナウドは前半に放ったヘディングシュートでクロスバーを直撃するなど、要所で存在感を見せましたが、最後までゴールネットを揺らすことはできませんでした。
後半アディショナルタイムにはロナウドが直接フリーキックのチャンスを得ましたが、これはGKルイス・ヤマグチがセーブ。試合終盤のこの場面でゴールを許さなかったことが、川崎フロンターレの勝利を決定づけました。
アル・ナスルの現状と敗戦の意味
アル・ナスルは現在、サウジ・プロリーグで3位につけており、首位アル・イティハドとは勝ち点8差、残り試合は5試合とされています。国内リーグでも優勝争いを続ける中で迎えたこの準決勝でしたが、AFCチャンピオンズリーグエリートでは決勝進出を逃す結果となりました。
一方で、世界的スター選手を擁するクラブを相手に、日本のクラブが競り勝ったことは、リーグや地域をまたいだ国際サッカーの競争力という観点からも、象徴的な一戦だったと言えます。
決勝・アル・アハリ戦の見どころ
決勝の相手となるアル・アハリは、準決勝でアル・ヒラを3-1で下して勝ち上がりました。川崎フロンターレ、アル・アハリともに、この大会での初優勝を目指すクラブです。
決勝で注目したいポイントとしては、次のような点があります。
- 川崎フロンターレが準決勝で見せた、素早い切り替えと連動した攻撃がどこまで機能するか
- アル・アハリが持つ攻撃力に対し、川崎の守備陣とGKルイス・ヤマグチがどこまで耐えられるか
- ワンチャンスをものにしてきた川崎のアタッカー陣(イトウ、オゼキ、イエナガ、エリソン)が再び結果を残せるか
両クラブが初の大陸タイトルを懸けて戦う決勝は、アジアのクラブサッカーにとっても一つの節目となる可能性があります。
日本のサッカーファンにとっての意味
今回のAFCチャンピオンズリーグエリート準決勝の結果は、日本のサッカーファンにとっても大きなニュースです。海外のスター選手を多数擁するクラブを相手に、日本のクラブが自分たちのスタイルで勝ち切ったからです。
国際ニュースとして見れば、この勝利は「日本のクラブがアジアでどれだけ戦えるのか」を示す一つの答えとも言えます。川崎フロンターレが決勝でどのような戦いを見せるのか、日本語ニュースで動向を追いながら、自分なりの視点で試合を振り返ってみるのも面白いでしょう。
土曜日に予定されている決勝で、川崎フロンターレがクラブ史上初のアジアタイトルをつかめるかどうか、注目が集まります。
Reference(s):
Kawasaki eliminate Al Nassr to reach AFC Champions League Elite final
cgtn.com








