飛び込みW杯スーパー・ファイナル初日、中国が5種目を完全制覇
北京の国家水泳センター(通称・ウォーターキューブ)で行われている飛び込みワールドカップ・スーパー・ファイナル初日、中国代表が実施された5種目すべてで金メダルを獲得しました。
女子10メートルシンクロ 五輪王者コンビが貫禄の連覇
女子10メートルシンクロ高飛び込みでは、昨夏のパリ五輪以来となる全紅婵(チャン・ホンチャン)と陳芋汐(チェン・ユウシー)のコンビが登場しました。序盤2本で早くも10点差のリードを築き、途中のテクニカルな演技でいくつかミスはあったものの、採点は8.5と高水準を維持しました。
最終ラウンドでは85.44点の高得点をたたき出し、合計350.88点でタイトルを防衛。女王コンビが健在であることを印象づけました。2位にはアレクサンドラ・ケドリナ/アンナ・コナニヒナ組、3位にはメイジー・ボンド/ロイス・トゥルソン組が入りました。
男子10メートルシンクロ 新ペアがホームで躍動
男子10メートルシンクロ高飛び込みでは、新コンビの程子龍(チョン・ズーロン)と朱子鋒(ジュ・ズーフォン)が地元観客の声援を受け、最初のラウンドから首位をキープしました。
6本を通じて安定した演技を続けた結果、合計460.92点をマーク。2位のニキータ・シュレイヘル/ルスラン・テルノボイ組に34.23点差をつける圧勝でした。3位にはマルク・フリツェンコ/オレクシー・セレダ組が入りました。
女子3メートルシンクロ 危なげない金メダル
女子3メートルシンクロ板飛び込みには、五輪チャンピオンの陳怡帆(チェン・イーウェン)と昌雅妮(チャン・ヤーニー)が出場しました。序盤から他ペアを寄せ付けない出来で、最終的な得点は323.13点。2位のマディソン・キーニー/アリシャ・コロイ組を大きく引き離しました。
3位にはヤスミン・ハーパー/スカーレット・ミュー・ジェンセン組が入り、中国ペアの独走ぶりが際立つ結果となりました。
男子3メートルシンクロ 新コンビが主導権を握る
男子3メートルシンクロ板飛び込みでは、こちらも新コンビの鄭九源(ジェン・ジウユエン)と胡玉康(フー・ユーカン)が全6本を通じて首位を守り切りました。
合計得点は448.65点。2位はアンソニー・ハーディング/ジャック・ロウアー組、3位はルー・ノエル・ガイ・マッセンベルク/モリッツ・ヴェーゼマン組で、いずれも中国ペアを追う展開となりました。
混合チーム戦で締めくくり 初日5冠を達成
大会初日の最終種目となった混合チーム戦では、陳怡帆、王宗源(ワン・ゾンユエン)、陳芋汐、程子龍という豪華メンバーが出場。多彩な種目構成のチーム戦でも安定感を発揮し、507.20点でこの日5つ目の金メダルを手にしました。
ウクライナが2位、メキシコが3位に入り、表彰台を締めくくりましたが、全種目で優勝をさらった中国の層の厚さが際立つ結果となりました。
なぜこの結果が重要なのか
今回の飛び込みワールドカップ・スーパー・ファイナル初日は、中国代表の「絶対王者」としての地位をあらためて示す一日となりました。とくに注目したいポイントは次の3つです。
- 昨夏のパリ五輪を制したペアが、世界トップレベルの完成度を維持していること
- 程子龍/朱子鋒、鄭九源/胡玉康といった新ペアが、いきなり世界舞台で結果を出していること
- 男女・個人・シンクロ・混合チームと、多様な種目で安定して高得点を出せる選手層の厚さ
飛び込みはわずかなミスが勝敗を分ける採点競技ですが、中国代表は難度の高い技と安定感を両立させることで、他国の追随を許さない強さを見せています。今後の世界選手権や国際大会でも、この日のメンバーが中心となり、世界の舞台をけん引していくことになりそうです。
他国の選手たちがどこまで技術と安定感を高め、中国に迫ることができるのか。飛び込み競技の勢力図をめぐる攻防は、これからも注目を集めそうです。
Reference(s):
China sweep all five golds on day one at Diving World Cup Super Final
cgtn.com








