中国スーパーリーグ第10節:成都が上海申花を破り首位浮上、青島西海岸も快勝
中国スーパーリーグ(CSL)の第10節で、上位直接対決となった成都蓉城(Chengdu Rongcheng)が上海申花(Shanghai Shenhua)を1-0で下し、首位に浮上しました。同節では青島西海岸(Qingdao West Coast)も梅州客家(Meizhou Hakka)に3-1で快勝し、中位から上位争いへ一歩前進しています。
成都蓉城、上海申花との首位攻防を1-0で制す
金曜日に行われた一戦は、昨季準優勝の上海申花をホームに迎えた成都蓉城が、序盤から互いに主導権を奪い合う展開となりました。スタジアムは四川省のサポーターで満員となり、早くも優勝争いを占う「天王山」のような空気が漂いました。
先に決定機をつかんだのはアウェーの申花でした。前半23分、ズー・チェンジエのループ気味のヘディングシュートがゴールポストを直撃し、先制点のチャンスを逃します。
その4分後、試合は一気に動きます。ゴール前の混戦から、元ブラジルU23代表FWのロムロが冷静に押し込み、成都が先制。ロムロにとっては今季6点目となるゴールで、好調ぶりをあらためて示しました。
後半に入ってからは、無敗をキープしたい申花が攻勢を強めます。残り19分となった場面では、ジョアン・テイシェイラの直接フリーキックがポストを叩き、あと一歩で同点というシーンも生まれました。しかし、終了間際にテイシェイラが2枚目のイエローカードで退場となり、反撃ムードはしぼんでしまいます。
試合はそのまま1-0で終了。成都蓉城が上海申花を得失点差で上回り、首位の座を奪取しました。申花は今季ここまでの安定感を保ちながらも、この直接対決で痛い黒星となりました。
青島西海岸 3-1 梅州客家 攻撃陣が存在感
同じくホームで戦った青島西海岸は、梅州客家を3-1で破り、内容でもスコアでも相手を上回る勝利を収めました。
先制点はやや「幻のスーパーゴール」から生まれました。デイヴィソンのロングシュートがバーを直撃し、そのこぼれ球にアブドゥル・アジズ・ヤクブが素早く反応してループ気味に押し込んで1-0。スタジアムがどよめく鮮やかな先制点となりました。
後半開始から11分後、再びヤクブが存在感を発揮します。自ら持ち上がってディフェンスラインの裏へ絶妙なパスを通し、走り込んだドゥアン・リーユーが決めて2-0。ヤクブは1ゴール1アシストと攻撃の中心を担いました。
残り23分となった時間帯には、ネルソン・ダ・ルスが個人技で勝負を決めます。鋭いドリブルで相手守備陣を切り裂き、3点目を奪取。終盤の86分に、ブラニミル・ヨチッチのヘディングで梅州客家が1点を返したものの、反撃はそこまででした。
この結果、青島西海岸は順位を7位に押し上げ、梅州客家は10位にとどまっています。
第10節終了時点の順位と今後の注目ポイント
今季の中国スーパーリーグは、第10節を終えた段階で上位陣の顔ぶれが見え始めています。首位の成都蓉城と2位の上海申花に続くのは、北京国安(Beijing Guoan)と、2シーズン連続で王者となっている上海Port(Shanghai Port)で、この4クラブが現時点でトップ4を形成しています。
- 成都蓉城と上海申花が、得失点差を含めた接戦の首位争い
- 北京国安と2連覇中の上海Portが後ろからプレッシャーをかける構図
- 青島西海岸が7位に浮上し、中位から上位進出をうかがうポジションに
まだシーズン序盤とはいえ、上位同士の直接対決が順位に直結する展開になってきました。アジアサッカーに関心のある日本のファンにとっても、成都蓉城や上海申花、上海Port、北京国安といったクラブの動向は、今後の国際舞台での戦い方を知るうえで注目に値します。
中国スーパーリーグの上位争いは、この先も一戦ごとに表情を変えていきそうです。次節以降も、首位攻防と中位グループの台頭から目が離せません。
Reference(s):
CSL: Chengdu edge Shanghai Shenhua to go top, QWC defeat Meizhou
cgtn.com








