アル・アハリがAFCチャンピオンズリーグ・エリート初制覇
サウジアラビアのクラブ、アル・アハリが川崎フロンターレを2-0で下し、AFCチャンピオンズリーグ・エリートでクラブ史上初のタイトルを獲得しました。ホームのジェッダで無敗優勝を達成した背景を整理します。 決勝はサウジアラビア西部ジェッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムで行われ、約6万人の観客がアル・アハリの歴史的勝利を見届けました。スター選手をそろえた地元クラブは大会を通じて無敗を維持し、この日も危なげない内容で川崎フロンターレを退けました。 今大会の準々決勝、準決勝、決勝はすべてジェッダで開催され、アル・アハリは一貫してホームの熱狂的なサポートを受けて戦いました。地の利を最大限に生かしたことも、初優勝の大きな要因と言えそうです。 試合の主導権を握ったのは立ち上がりから積極的に仕掛けたアル・アハリでした。35分、ロベルト・フィルミノがエリア外でボールを受けたガレーノにパスを通すと、1月にポルトから移籍金約5,500万ドルで加入したブラジル人ウイングが、ゴール右上隅へと鮮やかなカーブを描くシュートを決め、均衡を破りました。 さらに前半終了3分前、右サイドに流れたフィルミノがクロスを送ると、かつてACミランやバルセロナでプレーしたフランク・ケシエがゴール前で頭で合わせ、リードを2点に広げました。この活躍も評価され、フィルミノは大会の最優秀選手賞に選ばれています。 川崎フロンターレは、準決勝でクリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスルを破って初の決勝進出を果たしていました。2点を追う展開となったこの決勝でも、後半は積極的に前に出てアル・アハリ陣内に押し込みましたが、経験豊富な相手の守備を崩して決定的なチャンスを作ることはできませんでした。 アル・アハリはビッグゲームの経験を持つ選手を多く擁しており、落ち着いた試合運びでリードを守り切りました。試合終盤には大会9得点を挙げているリヤド・マフレズが3点目に迫る場面もありましたが、シュートはわずかに枠を外れています。 フィルミノは2023年にリバプールからアル・アハリに加入したフォワードで、かつて欧州のUEFAチャンピオンズリーグを制した経験を持ちます。同じくマンチェスター・シティで欧州制覇を経験したマフレズ、チェルシーでタイトルを勝ち取ったGKエドゥアール・メンディも先発メンバーに名を連ねました。 こうした国際舞台での実績を持つ選手たちがチームに厚みを与え、要所で試合の流れを引き寄せたことが、今大会無敗での優勝につながったと見ることができます。 試合後、アル・アハリの守護神メンディは「ベスト8以降がジェッダで行われるとわかったときから、ファンの前で優勝することが目標だった」と語りました。 18か月前にクラブに加入したときから、歴史をつくり、タイトルを獲得し、このクラブを再び大きな存在にすることを目指してきたと振り返り、地元サポーターへの感謝を強調しています。 今回のタイトル獲得により、アル・アハリはサウジアラビアのクラブとして3クラブ目のアジア制覇を成し遂げました。これまでにAFCチャンピオンズリーグを制しているのは、同じジェッダを本拠とするアル・イテハドと、首都リヤドのアル・ヒラルです。 サウジ勢の躍進が続く中で、アル・アハリの初優勝はクラブ間の競争をさらに激しくし、アジアサッカー全体のレベル向上にもつながっていきそうです。一方で日本勢としては、川崎フロンターレが初の決勝進出を果たしたこと自体が大きな前進であり、今後の巻き返しにも注目が集まります。 アル・アハリ対川崎フロンターレの決勝は、アジアクラブサッカーの現在地を象徴する一戦になりました。 こうした要素が交錯する中で生まれた2-0という結果をどう受け止めるかは、サッカーファン一人ひとりに委ねられています。アジアのクラブシーンは今後も変化を続けるはずで、今回のアル・アハリの初優勝も、その流れの中で語り継がれていくことになりそうです。ホームの大声援でつかんだ初のアジアタイトル
試合展開:前半でリードを決定づける
35分、ガレーノのスーパーショット
前半終了間際、ケシエがヘッドで追加点
川崎フロンターレは後半に反撃も決定機つくれず
欧州CL制覇経験者が支えるスター軍団
メンディが語る「ジェッダで歴史をつくる」思い
サウジ勢3クラブ目のアジア王者に
この試合から見えるアジアクラブシーンの現在地
Reference(s):
Al Ahli claim first Asian Champions League Elite title in club history
cgtn.com








