朱婷が主役 コネリアーノがCEV女子CL連覇、前人未到の5冠達成
欧州バレーボールの頂点を争うCEV女子チャンピオンズリーグ決勝で、中国出身のスパイカー朱婷が大活躍し、イタリアの名門コネリアーノを大会連覇とシーズン5冠達成へと導きました。
イスタンブールでコネリアーノがストレート勝ち
欧州バレーボール連盟(CEV)が主催する女子チャンピオンズリーグ決勝が、イスタンブールで行われました。コネリアーノは、同じイタリアのクラブであるスカンディッチと対戦し、セットカウント3-0でストレート勝ちを収めました。
- 第1セット:25-16
- 第2セット:25-21
- 第3セット:25-19
今シーズンすでに4つのタイトルを手にして勢いに乗るコネリアーノは、第1セットから主導権を握り、大差で先取。その流れを保ちながら、要所でブロックを決めて試合をコントロールしました。
中国出身スパイカー・朱婷が流れをつかむ
この決勝で注目を集めたのが、中国出身のアウトサイドヒッター、朱婷です。第3セット終盤、21-19とリードを広げたい場面で放ったクロスコートスパイクは、コネリアーノに22-19という重要なリードをもたらしました。
朱婷はこの試合で14得点を記録し、攻撃だけでなくブロックでも貢献。終盤には相手の攻撃を読み切った勝負どころのブロックも決め、チームの25-19での勝利を決定づけました。
大会を通じたパフォーマンスが高く評価され、朱婷はCEV女子チャンピオンズリーグの「最優秀アウトサイドヒッター(Most Valuable Outside Hitter)」にも選出されています。攻守両面で安定した働きを見せたことが、コネリアーノの連覇の大きな要因となりました。
今シーズン5冠目、「スーパーグランドスラム」達成
コネリアーノは今シーズン、すでに以下の4タイトルを獲得していました。
- スーパーカップ
- クラブ世界選手権
- イタリア杯
- スクデット(国内リーグ優勝)
そこに今回のCEV女子チャンピオンズリーグ優勝が加わり、シーズン5冠を達成。クラブにとっては、1シーズンで5つの主要タイトルをすべて制する、まさに「スーパーグランドスラム」といえる成果です。
さらに、この勝利はクラブにとって3度目のチャンピオンズリーグ制覇でもあり、欧州トップクラスのクラブとしての地位をあらためて示す結果となりました。
試合内容から見えるコネリアーノの強さ
今回の決勝の展開からは、コネリアーノの強さの特徴がいくつか見えてきます。
- 第1セットで25-16と大差をつけ、立ち上がりから相手を圧倒
- 第2セットでは拮抗した展開の中、ネット際の大きなブロックで流れを引き寄せ25-21で連取
- 第3セットではプレッシャーのかかる場面で朱婷のクロススパイクが決まり、リードを広げて勝負を決める
スコアの推移からも、単に攻撃力だけでなく、ブロックやメンタル面での強さが光ったことが分かります。苦しい時間帯にも崩れず、終盤にギアを上げる試合運びは、勝ち慣れたチームならではです。
国際バレーボールシーンへの意味
欧州の女子クラブシーンでコネリアーノが5冠を達成し、チャンピオンズリーグ連覇まで成し遂げたことは、国際バレーボールにおいても象徴的な出来事です。
ひとつのクラブがシーズンを通じて安定して結果を出し続ける背景には、戦術面だけでなく、長期的なチームづくりや選手起用のバランスがあります。特に、朱婷のように国際経験が豊富な選手が要所で力を発揮することで、チーム全体の安定感が一段と増していると考えられます。
日本から欧州バレーボールや国際大会をフォローするファンにとっても、今回のコネリアーノの戦いぶりは、クラブスポーツがどのように強化され、継続的な成功を生み出しているのかを考えるきっかけとなりそうです。
朱婷の活躍とコネリアーノの「スーパーグランドスラム」は、今後の国際バレーボールシーンにおいて、ひとつの指標として語り継がれていくでしょう。
Reference(s):
Zhu helps Conegliano win second straight CEV Champions League Final
cgtn.com








