スヌーカー世界選手権で中国のジャオ・シントン初優勝 アジア勢初の快挙
スヌーカー世界選手権の決勝で、中国出身のジャオ・シントンがウェールズのベテラン、マーク・ウィリアムズを18-12で破り、初優勝を果たしました。中国選手として、そしてアジア勢としても初の世界チャンピオンとなる歴史的な瞬間です。
決勝は18-12、3度目王者ウィリアムズを撃破
イングランド・シェフィールドで行われたスヌーカー世界選手権決勝は、現地時間の月曜日に行われました。ジャオ・シントンは、世界選手権3度の優勝経験を持つ50歳のマーク・ウィリアムズを相手に18-12で勝利し、頂点に立ちました。
あと1フレームからの粘りと反撃
ジャオは終盤までに17-8と大きくリードし、あと1フレームを取ればタイトルというところまで迫っていました。しかし、ここからウィリアムズの反撃が始まります。50歳のベテランはまずセンチュリーブレークを叩き出して第26フレームを制すと、その後も3フレームを連取し、スコアを17-12まで詰めました。
それでもジャオは第30フレームで再び集中力を高め、87点のブレークで試合を締めくくりました。試合全体を通じて100点と104点の2つのセンチュリーブレークに加え、50点以上のハーフセンチュリーブレークを11回記録しており、攻撃的で安定したプレーぶりを示しました。
新王者ジャオが語る夢のような実感
試合後、ジャオは喜びと驚きを隠しきれない様子でした。「まだ信じられません。本当にうれしいです。今はまるで夢のようで、叶ったことが信じられないのです。この1カ月、自分がやってきたことが信じられません。本当にわくわくする時間でした」と語り、自身初の世界タイトルを実感しきれていない心境を明かしました。
敗れたウィリアムズも惜しみない賛辞
敗れたウィリアムズも、新王者への賛辞を惜しみませんでした。ジャオについて「なんてすごいポッターだろう。彼がこの競技を支配するころには、私はきっと年を取りすぎているだろうね。彼が成し遂げたことには敬意しかない。予選から勝ち上がってきて、ロニーも私も含め、皆を打ち負かしてきた。この競技には新たなスーパースターが現れた。それが彼だ」と語り、その実力を高く評価しました。
アジア発の世界王者がもたらすインパクト
中国出身の選手として、そしてアジア勢として初めて世界選手権を制したジャオの優勝は、スヌーカーの勢力図を塗り替える出来事です。これまでイギリスやヨーロッパ勢が中心だった競技で、アジアの選手が最高峰のタイトルを手にしたことは、中国やアジア各地の若いプレーヤーにとって大きな励みとなりそうです。
国際ニュースとしても、この快挙はアジアのスポーツシーンの広がりや、多様な地域からトップ選手が生まれる時代に入ったことを象徴しています。日本のスヌーカーファンにとっても、アジアから世界の頂点に立つ選手が出たことで、競技への関心がさらに高まるきっかけになるかもしれません。2025年のスポーツ界を振り返るとき、この決勝は象徴的な試合として記憶されていきそうです。
Reference(s):
Zhao Xintong beats Mark Williams to win World Snooker Championship
cgtn.com








