サウジリーグ:アル・イテハドがロナウド擁するアル・ナスルに大逆転勝利
サウジプロリーグの上位対決で、アル・イテハドがクリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスル相手に0対2からの大逆転勝利を収めました。優勝争いとアジア出場権を左右する一戦は、劇的な結末となりました。
0対2からの3発 試合の流れ
水曜日に行われた一戦は、立ち上がりからホームのアル・ナスルが主導権を握りました。3分、サディオ・マネが低いシュートを決めて先制すると、37分には再びマネが起点となり、アイマン・ヤヒヤが追加点を挙げます。マネの手にボールが当たっていたようにも見えましたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認後もゴールは認められ、スコアは2対0となりました。
しかし後半に入ると流れは一変します。アル・イテハドは49分、カリム・ベンゼマのヘディングで1点を返すと、その後はロラン・ブラン監督率いるチームが主導権を掌握しました。鋭いカウンターからエンゴロ・カンテが冷静に流し込み、試合を振り出しに戻します。
そして後半アディショナルタイム、ムサ・ディアビのクロスにアルジェリア人MFフセム・アウアルが反応し、ゴール前で決勝点。アル・イテハドが3対2とし、土壇場で試合をひっくり返しました。
アル・イテハドは優勝と二冠へ前進
この勝利で、アル・イテハドは勝ち点を71に伸ばし、2位アル・ヒラルに勝ち点6差をつけて首位をキープしました。残り試合は4つで、リーグ制覇に大きく前進した形です。
さらにアル・イテハドは、国内カップ戦である国王杯(King Cup)でも決勝に進出しており、リーグとの「国内二冠」達成に一歩近づいています。アウアルの決勝弾は、クラブのシーズン全体を左右する重みのある1点となりました。
アル・ナスルはアジアの舞台へ黄信号
一方、クリスティアーノ・ロナウドの所属するアル・ナスルはこの敗戦で勝ち点60のまま4位にとどまりました。アジアサッカー連盟(AFC)のクラブ大会「チャンピオンズリーグ・エリート」出場を目指すなかで、手痛い黒星となりました。
すでに先週土曜日に大陸タイトルを獲得したアル・アハリが来季の出場権を手にしており、来季の大会にはこのアル・アハリに加えて、サウジプロリーグからさらに2クラブが出場する予定です。しかし、今回の敗戦でアル・ナスルは2位アル・ヒラルから勝ち点5差をつけられ、残り試合が少なくなるなかで巻き返しは簡単ではありません。
スター集結のサウジプロリーグ、その意味
ベンゼマ、カンテ、マネ、ロナウドといった欧州トップクラブで活躍してきたスターが一堂に会するサウジプロリーグは、今シーズンも世界のサッカーファンの注目を集めています。今回のアル・イテハド対アル・ナスルの一戦は、単なる上位対決にとどまらず、リーグの勢力図やアジアのクラブシーンの行方を占う試合となりました。
アジアの舞台でサウジ勢の存在感が増すなか、日本のクラブやJリーグはどのような戦略で立ち向かうのか。中東のクラブ強化やスター選手の集結がもたらす影響を見つめつつ、アジア全体のサッカー競争環境をどう捉えるかが、これからの議論のポイントになりそうです。
Reference(s):
Al Ittihad battle back from two goals down to beat Ronaldo's Al Nassr
cgtn.com








