中国スーパーリーグで浙江FCは土壇場ドロー、雲南ユクンは3連勝
中国サッカー・スーパーリーグ(CSL)で、浙江FCは河南FCに土壇場で追い付かれて2-2のドロー。一方、雲南ユクンは梅州客家を2-0で下し3連勝と好調を維持しています。本記事では、この2試合の流れとポイントをコンパクトに整理します。
浙江FC、終了間際の失点で勝利を逃す
金曜夜に行われた浙江FC対河南FCの一戦は、ホームの浙江がリードを守り切れず、2-2の引き分けに終わりました。これで浙江は3試合連続で白星なしとなり、内容と結果のギャップに悩まされる形となっています。
序盤に河南が先制、浙江は前半終盤で一気に逆転
試合は立ち上がりから動きました。開始7分、河南FCのFWフェリッピ・カルドーゾが浙江守備陣の背後へ抜け出し、力強いシュートを叩き込んで先制点。アウェーの河南が早い時間帯に主導権を握ります。
これに対し、浙江FCの反撃は前半終盤に実を結びます。前半終了間際、フランコ・アンドリャセヴィッチのクロスから、エリア内でフリーになっていたタオ・チャンロンが落ち着いて決め、1-1の同点に追い付きました。
勢いに乗った浙江は、その直後に再びタオ・チャンロンが強烈な一撃を決めて逆転。いずれのゴールもアンドリャセヴィッチとの連係から生まれたもので、この日の浙江の攻撃の軸となっていました。
タオ・チャンロンが今季4点目、自己最多を更新
この試合で2得点を挙げたタオ・チャンロンは、今季のゴール数を4に伸ばし、自身の中国スーパーリーグでのシーズン最多得点を更新しました。サイドからの飛び出しとフィニッシュの精度が光り、チームにとっても頼れるスコアラーとして存在感を高めています。
アンドリャセヴィッチとのコンビネーションも安定しており、クロスやラストパスに対し、タオが的確なポジションを取れている点は、今後の浙江の得点パターンとして注目できるポイントです。
河南の猛攻と87分の同点弾
しかし後半に入ると、スコアこそ浙江がリードしていたものの、試合の主導権は次第に河南へと傾いていきます。河南は前線からのプレッシングとサイド攻撃を強め、浙江ゴール前でチャンスを量産しました。
その流れが結実したのが87分。ブルーノ・ナザリオが放ったロングボールに、カルドーゾが頭で合わせてつなぐと、途中出場のリウ・シンユーがヘディングでゴール。土壇場でスコアを2-2とし、河南が貴重な勝ち点1をもぎ取りました。
浙江にとっては、試合の大部分をリードしながら勝ち切れなかった痛いドローですが、タオ・チャンロンの好調ぶりや攻撃面の形が出ていることは、今後につながる材料とも言えます。
雲南ユクンは梅州客家を2-0撃破、3連勝で上昇ムード
同じ節では、雲南ユクンがホームで梅州客家と対戦し、2-0で快勝しました。こちらは内容と結果がしっかりと噛み合った試合で、チームの勢いの違いがそのままスコアに表れた印象です。
前半19分にイオニタが先制弾
試合の均衡を破ったのは前半19分。雲南ユクンのアレクサンドル・イオニタが相手守備の隙を突き、先制ゴールを挙げました。ホームの雲南は、このリードによって試合運びに余裕が生まれ、ボール保持と守備の切り替えで優位に立ちます。
古巣相手にイエ・チュグイが追加点
後半立ち上がりの48分には、元梅州客家のイエ・チュグイが冷静なフィニッシュで追加点をマーク。古巣相手に決めた一撃で、スコアは2-0となり、試合の流れは完全に雲南側へと傾きました。
その後も雲南ユクンは試合をコントロールしつつ、危なげなくリードを維持。守備面でも集中を切らさず、クリーンシート(無失点)での勝利を収めています。
雲南は3連勝、梅州は4連敗と対照的な流れ
この勝利で、雲南ユクンは3連勝とし、チームとしての自信と一体感を高めています。攻撃陣の複数得点に加え、守備も安定していることから、今後の上位争いに絡む可能性を感じさせる内容です。
一方の梅州客家は4連敗となり、苦しい状況が続きます。スコア面だけでなく、試合の主導権を握れない時間帯が長く、流れを変える一手をどう見つけるかが問われています。
CSLの今後の注目ポイント
今回の2試合から、中国スーパーリーグの今後を見るうえで、いくつかの注目ポイントが浮かび上がります。
- 浙江FCがリードを守り切れなかった課題をどう修正するか
- タオ・チャンロンとアンドリャセヴィッチのホットラインが、今後も得点源として機能するか
- 3連勝の雲南ユクンが、勢いを維持して上位陣にプレッシャーをかけられるか
- 4連敗中の梅州客家が、どのタイミングで悪い流れを断ち切るか
シーズン終盤に向けて、勝ち点差だけでなく、チームの「流れ」や個々の選手の調子にも注目することで、中国サッカー・スーパーリーグの楽しみ方がさらに広がります。通勤時間やスキマ時間に試合結果を追いながら、自分なりの視点でリーグの行方を考えてみるのもおもしろいかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








