PSVエイントホーフェンがエールディビジ26度目V 劇的逆転シーズンの結末
オランダのサッカー1部リーグ、エールディビジでPSVエイントホーフェンが26度目のリーグ優勝を決めました。勝点差9からの逆転というドラマチックなシーズンの終幕に、エイントホーフェンの街は祝賀ムード一色となっています。
勝点差9からの逆転優勝
今季中盤までは、アヤックスがタイトルレースをリードしていました。ある時点でアヤックスは2位以下に勝点9差をつけ、優勝へ「独走」とみられていました。
ところが、その後アヤックスは4試合連続で勝利なしと失速します。この間に取りこぼした勝点が、最終的にタイトルを分ける大きな要因となりました。
転機となったフェイエノールト戦の大逆転
PSVにとって流れを引き寄せた試合が、先週の日曜日に行われた3位フェイエノールトとのアウェー戦でした。試合開始からわずか10分で2点を先行され、PSVの優勝の望みはほとんど潰えたかに見えました。
しかしPSVはそこから粘り強く反撃し、試合は2対2の同点に。迎えた後半アディショナルタイム9分、ノア・ラング選手が劇的な決勝ゴールを決め、PSVが3対2での大逆転勝利を収めました。
この土壇場での勝利が、タイトル争いの流れを大きく変えることになります。
アヤックスに続いた終盤の誤算
一方のアヤックスは、この大一番の前後で結果が噛み合いませんでした。フェイエノールト戦の後、ホームで中位のNECナイメヘンを迎えた試合では0対3の完敗を喫します。
さらにアウェーでのフローニンゲン戦では、2対1とリードしながらも後半アディショナルタイム9分に失点し、2対2の引き分けに。ここでも勝点2を取りこぼした形となりました。
こうした終盤のつまずきにより、アヤックスの優位は一気に揺らぎます。
ボス監督のPSVが首位浮上、1点差で迎えた最終節
PSVを率いるのは、かつてアヤックスの監督も務めたペーター・ボス監督です。アヤックスの失速と、自身のチームの勝利が重なったことで、PSVは2月以来となる首位に浮上しました。
順位表ではPSVが2位アヤックスを勝点1差で上回り、小差での首位のままリーグ最終節を迎えます。
最終節、両者勝利もPSVがタイトル死守
最終節では、アヤックスはホームでトウェンテに2対0で勝利し、意地を見せました。しかし、それだけではタイトル奪還には届きませんでした。
PSVは敵地ロッテルダムでスパルタと対戦し、3対1で勝利。これによりアヤックスは最終的にPSVの1ポイント後ろでシーズンを終えることになり、PSVがリーグ連覇と26度目のエールディビジ制覇を成し遂げました。
街を埋め尽くしたサポーターの祝賀パレード
優勝決定から一夜明けた月曜日、PSVの選手とスタッフは、本拠地フィリップス・スタディオンをトロフィーとともにバスで出発し、市内パレードに臨みました。
数千人規模のサポーターがエイントホーフェンの通りに詰めかけ、クラブの旗やマフラーを掲げながら、タイトル獲得を祝いました。バスの上から選手たちがトロフィーを掲げると、街には大きな歓声が響きました。
この優勝が示したもの
今回のPSVの優勝は、単なる強さだけでなく、シーズン終盤でのメンタルの強さを示すものとなりました。大きな勝点差を追う展開から、最後の最後で逆転してみせたチームの粘りは、サッカーの「何が起こるか分からない」魅力をあらためて印象づけます。
ポイントをまとめると、次のようになります。
- アヤックスは一時勝点9差で首位に立つも、4試合連続未勝利で勢いを失った
- PSVはフェイエノールト戦での土壇場弾など終盤に勝負強さを発揮し、勝点1差で首位浮上
- 最終節では両チームとも勝利するも、PSVがリードを守り切り、連覇と26度目の優勝を決めた
欧州サッカーの中でも伝統あるエールディビジで生まれた、この劇的なタイトルレース。PSVの逆転優勝と、アヤックスとの激しい競り合いは、今後もしばらくファンの間で語り継がれていきそうです。
Reference(s):
Fans celebrate PSV Eindhoven winning club's 26th Eredivisie title
cgtn.com








