卓球世界選手権ドーハ 王楚欽が0-2から大逆転で8強入り、孫穎莎も準々決勝へ
ドーハで開催中の卓球世界選手権ファイナルで、中国の王楚欽が0-2からの大逆転でベスト8入りを決め、世界トップレベルの勝負強さを見せました。
同じく中国の林詩棟や孫穎莎も準々決勝に駒を進める一方、男子ダブルスではチャイニーズタイペイ代表ペアが中国の有力ペアを破るなど、アジア勢が入り乱れる一日となりました。本記事では、この日の主な試合結果とポイントを日本語で整理します。
王楚欽、0-2から4ゲーム連取で逆転勝ち
男子シングルスで第2シードの王楚欽(中国)は、フランスのサイモン・ガジーに最初の2ゲームを連取され、9-11、9-11と苦しい立ち上がりとなりました。前のラウンドでガジーは王の同胞・林高遠を破っており、この試合でも番狂わせの気配が漂っていました。
王は試合後、「最初は本当に緊張していました。考えすぎて守りに入り、相手にリズムを握られてしまいました」と振り返っています。
第3ゲームの前、王は半袖のユニフォームに着替え、そこから流れが一変します。11-2で取り返すと、続くゲームも11-9、11-4、11-8と4ゲーム連取。合計スコアは9-11、9-11、11-2、11-9、11-4、11-8で、逆転勝ちで準々決勝進出を決めました。
ユニフォーム変更について王は、「着替えたことで一度試合から意識が離れ、落ち着きを取り戻せました。2ゲームダウンなのは分かっていましたが、結果を考えるのをやめて、やれることをやろうと思いました。そうでなければ、そこで終わってしまうので」と語っています。
世界ランク43位ガジー「10点満点なら9点」
世界ランク43位のガジーは、敗れはしたものの手応えのある内容だったようです。自身の出来を「10点満点中9点」と高く評価し、「王は序盤、ベストな状態ではなかったが、私は非常に良かった。彼のパワーとスピードを抑えるのは本当に難しい」とコメントしました。
格上相手に2ゲームを先取し、前日に続いて中国のシード選手を追い詰めたガジーのパフォーマンスは、ヨーロッパ勢の存在感を改めて示すものとなりました。
中国勢シングルスは順調、林詩棟と孫穎莎も8強へ
林詩棟、ストレート勝ちで同胞対決へ
男子シングルスでは、第1シードの林詩棟(中国)も危なげなく8強入りを決めました。スウェーデンのアントン・カールベリ(Anton Kallberg)を相手に4-0の完勝で準々決勝進出。次戦では同じ中国の梁靖崑と対戦することが決まっており、中国同士のハイレベルな一戦となります。
孫穎莎、3-1からもつれながら辛勝
女子シングルスでは、中国のトップシード、孫穎莎も準々決勝に進みましたが、その道のりは平坦ではありませんでした。韓国の第9シード、シン・ユビン(Shin Yu-bin)を相手に一時は3-1とリードしながらも、そこから流れをつかみきれず、試合は危うい展開に。それでも最終的には4-2で振り切り、ベスト8進出を決めました。
準々決勝では、日本の第7シード・サツキ・オド(Satsuki Odo)と対戦します。女子シングルス上位進出を狙う日本勢にとっても、大きな山場となるカードです。
ダブルスでは中国に苦戦も、混合は王・孫ペアが逆転
混合ダブルス:王楚欽/孫穎莎ペアが4強入り
混合ダブルスでは、王楚欽と孫穎莎の中国ペアが、日本の松島輝空/張本美和ペアと準々決勝で対戦しました。第1ゲームを6-11で落とすスロースタートでしたが、その後は要所で勝負強さを発揮し、11-9、11-9、11-9と3ゲーム連取。3-1で逆転勝ちし、準決勝進出を決めました。
男子ダブルス:チャイニーズタイペイ代表ペアが中国ペアを破る
一方、男子ダブルスでは中国にとって悔しい結果もありました。第3シードの林高遠/林詩棟ペアが、チャイニーズタイペイ代表のKao Cheng-Jui/Lin Yun-Juペアと準々決勝で対戦し、5-11、9-11、11-5、8-11で敗退しました。
チャイニーズタイペイ組は、第6シードとして堂々の内容で勝利を収め、中国の有力ペアを大会から退けました。シングルスで好調な林詩棟にとっては、ダブルスで課題を持ち帰る形となります。
アジア勢が競り合う世界卓球、今後の見どころ
この日の結果からは、男子・女子ともに中国代表の層の厚さが改めて浮き彫りになった一方で、フランスやチャイニーズタイペイ、韓国、日本など他の国・地域の選手たちが随所で存在感を示していることも分かります。
特に、孫穎莎と日本のサツキ・オドの対戦は、日本の卓球ファンにとっても注目度の高いカードです。また、王楚欽と孫穎莎の混合ダブルスがこの先どこまで勝ち進むのかも、今大会の大きな焦点の一つと言えます。
世界のトップが集う卓球世界選手権ファイナルは、1本のラリーや1枚のユニフォームの変化が試合の流れを変える、メンタルと戦術の競技であることを改めて感じさせる一日となりました。
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Reference(s):
Wang Chuqin fights into last eight at Table Tennis World Championships
cgtn.com








