38歳の誕生日に白星 ジョコビッチ、ジュネーブOP準決勝へ
男子テニスの国際大会ジュネーブ・オープンで、セルビアのノバク・ジョコビッチが38歳の誕生日に勝利を挙げ、準決勝進出を決めました。イタリアのマッテオ・アルナルディを6-4、6-4で下し、先月のマドリード・オープンでの敗戦の雪辱も果たしています。
38歳の誕生日を白星で飾る
ジョコビッチは、世界ランキング39位のアルナルディとスイス・ジュネーブで行われた準々決勝で対戦しました。スコアはいずれも6-4のストレート勝ちですが、内容は本人も「スコアほど一方的ではなかった」と振り返るほどの接戦でした。
第1セットは要所でサービスゲームを守り切って6-4と先取。続く第2セットでは、バックハンドをアウトしてサービスを破られ、1-3とリードを許します。この場面で、ジョコビッチはベースライン後方にラケットを叩きつける場面もあり、感情の揺れを見せました。
ラケット破壊からの謝罪と巻き返し
感情を爆発させた直後、ジョコビッチは右ひざを伸ばしてボールを追う際に痛めたようにも見え、一時は不安が広がりました。それでも、そこから冷静さを取り戻し、ゲームカウント1-4から5ゲーム連取。第2セットも6-4で取り切り、勝負を決めました。
試合後のオンコートインタビューでは、ジョコビッチはフランス語で観客に向けて「ラケットには申し訳ない。特に若い人たちにとって良いお手本ではなかった」と反省の言葉を口にしました。同時に、寒さの中で声援を送り続けた観客へ感謝を伝え、「低い気温の中で残ってくれてありがとう」とたたえています。
試合を締めくくったのは、アルナルディのフォアハンドのミスでした。ベースライン後方から放ったショットが大きく外れ、第1シードではないものの今大会の優勝候補の一角とみられるジョコビッチが、バースデーマッチを白星で終えました。
冷たい雨の一日、上位シードに波乱
この日のジュネーブは冷たい雨と低い気温に見舞われ、上位シードにとっては厳しいコンディションとなりました。そんな中、第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は、第6シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)に6-3、7-6(5)で敗れました。
さらに、第4シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)も、世界ランキング128位の予選勝者セバスチャン・オフナー(オーストリア)に4-6、6-4、6-4のスコアで敗退。格上選手が相次いで姿を消す一日となり、ジュネーブ・オープンの行方は一段と読みにくくなっています。
準決勝の相手はキャメロン・ノリー
ジョコビッチの準決勝の相手は、イギリスのキャメロン・ノリーです。同日のナイトマッチで、ノリーは第5シードのアレックス・ポピリン(オーストラリア)をタイブレークにもつれ込む接戦の末に7-6(8-4)、6-4で下し、ベスト4に名乗りを上げました。
準決勝では、アルナルディ戦で見せたようなメンタルの切り替えと勝負どころでの集中力があらためて問われそうです。38歳の節目を迎えたジョコビッチが、誕生日の勢いそのままにタイトル争いへどこまで近づくのか、テニスファンの視線が集まります。
感情をあらわにしながらも、すぐにプレーで立て直してみせる姿は、トップアスリートの人間味と強さを同時に感じさせるものです。ジュネーブ・オープン準決勝は、ベテランの新たな一章を占う試金石となりそうです。
Reference(s):
Djokovic celebrates 38th birthday with win over Arnaldi at Geneva Open
cgtn.com








