全仏オープン女子ダブルス 袁悦&サンが逆転で2回戦進出
全仏オープン女子ダブルスで袁悦&サンが2回戦進出
テニスの四大大会の一つである全仏オープンの女子ダブルスで、中国の袁悦とニュージーランドのルル・サン組が、ロシアのアンナ・ブリンコワとエジプトのマイヤル・シェリフ組をフルセットの末に破り、国際ニュースとしても注目される2回戦進出を決めました。スコアは6-2、5-7、6-3でした。
完璧な立ち上がりで主導権を握る
袁&サン組は、第1セット序盤からギア全開でした。オープナーとなるゲームでいきなりブレークに成功すると、そのまま勢いに乗って3-0とリード。リターンゲームでは積極的に深いショットを打ち込み、相手ペアにプレッシャーをかけ続けました。
その結果、第1セットは危なげなく6-2で先取。スコア以上に内容で上回るスタートとなりました。
第2セットは接戦の末に取り逃がす
しかし、第2セットに入ると流れは一変します。ブリンコワ&シェリフ組が徐々に対応し、ラリー戦で粘りを見せ始めました。互いにサービスキープが続く中、終盤の重要なポイントを落とした袁&サン組は、このセットを5-7で落とします。
それでもスコアが示す通り内容は拮抗しており、精神的に大きく崩れることなく、最終セットへと気持ちを切り替えました。
シングルス力をダブルスに応用
最終セットでは、2人の「シングルスプレーヤー」としての実力が光りました。ベースラインからの安定したストロークでラリーをコントロールし、相手の体力と集中力を徐々に削っていきます。
- 深く伸びるグラウンドストロークでラリーを支配
- 余計な戦術を増やさず、シンプルに相手を走らせる展開
- ポイント間での冷静なコミュニケーション
こうした積み重ねが実り、第3セットは6-3で締めくくり。内容的にも勝ち切ったと言える形で、2回戦の切符を手にしました。
袁悦「シンプルにプレーしたことが勝因」
試合後、袁悦はペアを組むサンとの連係について「チームワークはとても良かったです。複雑な戦術に走るのではなく、シングルスで培ったスキルを生かし、ベースラインから深いボールで主導権を握ることを意識しました」と振り返りました。
ダブルスでは、ネットプレーやポジショニングといった専門的な要素が注目されがちですが、今回のようにシングルスの強みを前面に出しつつ、シンプルなゲームプランで勝ち切るスタイルは、今後のダブルス戦略の一つのヒントにもなりそうです。
国際色豊かなペアが生む新しいストーリー
中国とニュージーランドの選手によるペアが、ロシアとエジプトの選手を破って2回戦に進んだ今回の一戦は、テニスというスポーツのグローバルさをあらためて感じさせるものでもあります。
国や地域の垣根を越えて選手同士が組み、互いの強みを引き出し合うことで、新しいスタイルやドラマが生まれます。袁&サン組がこの先どこまで勝ち進み、どのような試合を見せてくれるのか。全仏オープン女子ダブルスの行方を追ううえで、注目しておきたいペアと言えそうです。
Reference(s):
Yuan & Sun reach women's doubles second round at French Open
cgtn.com








