中国代表、インドネシア戦敗戦で2026年W杯出場消滅
中国代表がアウェーのインドネシア戦で0-1と敗れ、2026年FIFAワールドカップ(W杯)出場の可能性を完全に失いました。拡大された48チームの本大会に届かなかったこの結果は、アジアサッカーと中国代表の今後を考えるうえで大きな意味を持ちます。
ジャカルタで生まれた決勝点はPK
木曜日の夜にジャカルタで行われたアジアサッカー連盟(AFC)予選グループCの大一番で、中国代表はインドネシアに0-1で敗れました。勝てば望みをつなげる一戦でしたが、前半終了間際のPKが勝敗を分けました。
前半終了直前、中国の右サイドバックYang ZexiangがインドネシアのMF Ricky Kambuayaを自陣ペナルティーエリア内で倒し、PKを与えてしまいました。イングランドのオックスフォード・ユナイテッドに所属するFW Ole Romenyが落ち着いてキックを決め、GK Wang Daleiの逆を突いてネットを揺らしました。決勝点となったのは45分のこの1点でした。
中国はその後も反撃を試み、18歳のWang Yudongが前後半を通じてシュートを放ち、インドネシアのGKを脅かしましたが、ゴールは遠いままでした。前半にはDF Han Pengfeiが負傷交代するアクシデントもあり、中国にとっては苦しい展開が続きました。
残り1試合でも4位以内に届かず
この敗戦により、中国はグループC最下位の勝ち点6(9試合)にとどまりました。一方、インドネシアは勝ち点12で3位に浮上しています。
各6チームで争うグループCでは、上位2チームが2026年W杯への出場権を直接獲得し、3位と4位のチームは次の予選フェーズに進みます。しかし中国は残り1試合を残しても4位以内に届かないことが確定し、本大会への道は断たれました。
48チームが参加し、米国、カナダ、メキシコの3カ国で共同開催される2026年大会に向けたアジア予選で、中国代表の挑戦はここで終わる形となりました。なお、アジアからはすでに日本とイランが出場権を手にしています。
イバンコビッチ監督「責任は私にある」
試合後、中国代表を率いるBranko Ivankovic監督は、自身の責任を強調しました。
このチームは20年以上にわたってこの目標のために戦ってきた、とイバンコビッチ監督は述べました。厳しいグループの中で、もし次のステージに進むことができれば、本大会出場のチャンスは大きいと信じていたものの、今回はそれを実現できなかったとしています。その上で、ヘッドコーチとして自分が大きな責任を負っていると認めました。
若返り路線と見えてきた「希望」
一方で、就任から1年余りのイバンコビッチ監督は、自身の任期中に進めてきた若返りに手応えを感じているとも語っています。
若い世代の選手を代表に引き上げ、そのエネルギーがチームに新しい風を吹き込んでいると強調しました。そのうえで、今回のパフォーマンスを踏まえれば、このチームには将来性があると前向きな評価をしています。
また、インドネシアについても、新たな才能が台頭していると称賛しました。帰化選手と地元の選手の双方を含む若く強いメンバーが、今回の試合で高いクオリティーを示したと見ています。
それでも問われる中国代表の「次の一歩」
W杯出場を逃したことで、中国代表と国内サッカーにはあらためて厳しい視線が注がれそうです。一方で、18歳のWang Yudongのような若手が重要な試合でチャンスを得ていることは、長期的な強化という観点では一つの前進とも言えます。
今後は、イバンコビッチ監督の去就を含め、どのような形で代表チームの再建を進めていくのかが焦点となります。指揮官が強調する育成年代の底上げや、代表チームでの一貫したコンセプトづくりが、本当に成果へとつながるのかが試される段階に入りました。
アジアでは、日本やイランのように早々に出場権を手にしたチームがある一方で、インドネシアのように新戦力の融合によって存在感を高めているチームもあります。今回の敗戦は、中国代表にとって、アジアの中でどう戦うのか、改めて戦略を見直すきっかけになりそうです。
残り1試合は、本大会出場こそかなわないものの、新たな世代に経験を積ませ、次のサイクルへのスタートラインとする重要な90分になるかもしれません。中国代表がこの悔しさをどう未来につなげていくのか、アジアサッカーの行方を見守るうえでも注目されます。
Reference(s):
China fail to qualify for 2026 FIFA World Cup after loss to Indonesia
cgtn.com








