フィギュア五輪王者スイ&ハン、2025-26グランプリシリーズで競技復帰へ
フィギュアスケートのペアで五輪金メダルに輝いたスイ・ウェンジン/ハン・ツォン組が、2025-26シーズンのISUグランプリシリーズで競技復帰することが明らかになりました。中国にとっては、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪のペア出場枠をめぐる重要なシーズンであり、その行方を左右しかねないニュースです。
五輪金メダルペア、約3年ぶりのカムバック
中国フィギュアスケート協会は金曜日の夜、2025-26シーズンのISUグランプリシリーズに臨む代表メンバーを発表しました。そのリストに、2022年北京冬季五輪ペア金メダリストであり、平昌冬季五輪の銀メダリストでもあるスイ・ウェンジン(Sui Wenjing)/ハン・ツォン(Han Cong)組の名前が含まれていました。
スイ&ハン組は、北京冬季五輪以来、ペアとしては試合に出場しておらず、国際舞台からは遠ざかっていました。約3年ぶりとなる本格的な競技復帰が、グランプリシリーズという大きなステージで行われることになります。
カップ・オブ・チャイナとNHK杯にエントリー
発表によると、スイ&ハン組は2025-26シーズンのグランプリシリーズで、中国開催のカップ・オブ・チャイナと日本開催のNHK杯の2大会に出場する予定です。
- カップ・オブ・チャイナ:10月24〜26日、重慶で開催予定だった大会
- NHK杯:日本で行われるグランプリシリーズの一戦
北京五輪の劇的な演技を覚えているファンにとっては、再びリンクでその演技を見られる貴重な機会となります。特にNHK杯では、日本の観客が直接その滑りを目にする可能性があり、国内のフィギュアスケートファンにとっても注目のカードと言えそうです。
世界選手権不出場と五輪出場枠をめぐる重圧
中国は今年の世界選手権のペア種目で出場枠を確保できず、2025年世界選手権への出場を逃しました。この結果、2025年9月に北京で行われた予選大会が、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪のペア種目の出場枠を獲得するための「最後のチャンス」と位置づけられていました。
その文脈の中で、五輪王者であるスイ&ハン組の復帰は、中国ペア陣にとって大きな意味を持ちます。経験と実績を持つペアがリンクに戻ることで、代表争いだけでなく、国としての出場枠獲得にも弾みをつけたい狙いが見て取れます。
2025-26シーズンISUグランプリシリーズの流れ
2025-26シーズンのISUグランプリシリーズは、全6大会で構成されています。日程は次のように組まれていました。
- 開幕戦:フランスで2025年10月17日にスタートする日程
- 第2戦:カップ・オブ・チャイナ(重慶、10月24〜26日)
- その後:カナダ、日本、米国、フィンランドへと転戦する構成
スイ&ハン組にとって、このシリーズは単なる復帰戦以上の意味を持ちます。長期のブランクを経て、国際舞台で現在の実力を示しつつ、ミラノ・コルティナ冬季五輪へ向けた道筋を描く重要なシーズンとなります。
スイ&ハン復帰で注目したいポイント
デジタルネイティブ世代のファンや、国際ニュースとしてフィギュアスケートを追う読者にとって、今シーズンのスイ&ハン組にはいくつかの注目ポイントがあります。
- 演技の完成度:北京冬季五輪から時間が空いた中で、ジャンプやスロージャンプ、リフトなどの要素をどこまで高いレベルでそろえられるか。
- ペアとしての一体感:久々の実戦で、スピード感や同調性といった「ペアならでは」の魅力をどこまで取り戻しているか。
- 中国ペア全体への影響:若いペアにとっては、五輪金メダリストと同じ代表チームで戦うこと自体が刺激となり、国内の競争力向上につながる可能性があります。
ミラノ・コルティナへ向かう物語として
北京冬季五輪で頂点に立ったペアが、次の五輪となるミラノ・コルティナを見据えて再び氷上に戻る――そのストーリーは、スポーツファンの想像力をかき立てます。
世界選手権の出場を逃した中国にとって、ペア種目での存在感をどう取り戻すのか。その問いに対する一つの答えが、スイ・ウェンジン/ハン・ツォン組の復帰だと言えるでしょう。2025-26シーズンのグランプリシリーズは、彼らにとっても、中国フィギュア界にとっても、大きな転換点となるかもしれません。
SNSでも議論が盛り上がりそうなこのニュース。試合の結果だけでなく、演技内容や表現力の変化にも注目しながら、ミラノ・コルティナ冬季五輪へと続く物語を追いかけていきたいところです。
Reference(s):
Olympic champions Sui & Han to make competitive return next season
cgtn.com







