クラブW杯フロリダ開幕へ インテル・マイアミとアル・アハリが初戦で激突
FIFAクラブワールドカップの初の拡大版となる今大会が、今週土曜日に米フロリダ州で開幕します。開幕戦はインテル・マイアミとエジプトの名門アル・アハリの一戦。スター選手と著名オーナーを擁するインテル・マイアミが、アフリカ王者とどんな試合を見せるのか、世界の注目が集まっています。
フロリダで始まる「拡大版」クラブワールドカップ
今回のクラブワールドカップは、従来よりも規模が拡大された初の大会とされています。開幕の舞台となるのはフロリダで、オープニングマッチとしてインテル・マイアミがアル・アハリをホームに迎え撃ちます。
大会前には、インテル・マイアミを率いるハビエル・マスチェラーノ監督と、アル・アハリのホセ・リベイロ監督が登壇するイベントが行われ、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長や、ブラジルのレジェンドであるロナウジーニョ氏も姿を見せました。開幕前から「スターが集う大会」であることを印象づける場となりました。
スター軍団インテル・マイアミに集まる視線
インテル・マイアミは、リオネル・メッシをはじめとしたビッグネームが名を連ねるクラブとして知られ、共同オーナーには元イングランド代表のデビッド・ベッカム氏もいます。今大会でも、そのスター性と話題性から、最も注目を集めるクラブの一つとなりそうです。
FIFAの決定でつかんだ出場権
インテル・マイアミは、昨年のMLS(米プロサッカーリーグ)でレギュラーシーズン最多勝ち点クラブに贈られる「2024 MLSサポーターズシールド」を獲得しました。FIFAはこのタイトルにクラブワールドカップの出場枠を与えるという決定を大会直前に下しており、その結果としてインテル・マイアミが今大会の出場権を得ています。
クラブ創設からの歴史がまだ浅いインテル・マイアミにとって、世界中の強豪クラブが集う舞台に立てること自体が、大きな転機となる可能性があります。
アフリカ王者アル・アハリ、メッシをどう止めるか
対するアル・アハリは、エジプトを拠点とし、2020/21シーズンのCAFチャンピオンズリーグ(アフリカのクラブ選手権)を制したクラブとして、今大会の出場権を得ています。アフリカで長い歴史と実績を誇るクラブが、北米の新興クラブにどう挑むのかも見どころです。
アル・アハリを率いるホセ・リベイロ監督は、試合前のコメントでメッシの存在感についてこう語りました。
「私たちは、すべてを変えてしまうフットボール選手について話しているのです。多くの人にとって、彼は史上最高の選手の一人です。ピッチ上で起こるすべてのことに対して、彼が与える影響は非常に大きい。それは十分に理解しています」と、メッシ対策の難しさと、その特別さを認めています。
マスチェラーノ監督「歴史あるクラブと並ぶ興奮」
インテル・マイアミのマスチェラーノ監督も、クラブワールドカップへの出場に高い期待を寄せています。
「この大会に出場できることに、私たちはとても興奮しています。参加クラブは、序列という意味でも歴史という意味でも、非常に高いレベルにあります。その中に、まだ歴史の浅いインテル・マイアミのようなクラブが加わることは、とても刺激的なことです」と語り、世界の舞台に立つ機会を前向きに捉えました。
さらに、「自分たちの持てる可能性の中で、できる限り大会を楽しみ、ベストを尽くしたい」と話し、結果だけでなく、クラブとしての成長の場とする姿勢も強調しました。
日本のファンが注目したいポイント
日本からこのクラブワールドカップを見るうえで、押さえておきたいポイントを簡単に整理します。
- メッシvsアフリカ王者の構図:個の力で試合を動かすメッシに対し、アル・アハリが組織力と守備でどう対抗するのか。
- 新興クラブと伝統クラブの対比:創設間もないインテル・マイアミと、アフリカで実績を重ねてきたアル・アハリという対照的なクラブのぶつかり合い。
- 大会フォーマット拡大の意味:FIFAが拡大版クラブワールドカップをスタートさせたことで、今後クラブサッカーの「世界一」をめぐる景色がどう変わっていくのか。
「世界のクラブシーン」を映す開幕カード
スターを集めたインテル・マイアミと、アフリカを代表するアル・アハリの激突は、単なる一試合にとどまらず、世界のクラブシーンの広がりや多様性を映し出すカードでもあります。欧州以外のクラブがどれだけ存在感を示せるのかは、日本のサッカーファンにとっても、今後の国際大会を考えるうえでヒントになりそうです。
今週末、フロリダから始まる拡大版クラブワールドカップ。その最初の90分が、この新しい大会の方向性を占う試金石となるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








