王楚欽が低血糖乗り越え4連勝に貢献 中国卓球スーパーリーグ最新結果
中国卓球スーパーリーグ(CTTSL)で、五輪王者の王楚欽が所属する山東が江蘇を3-0で下し、今季4連勝を達成しました。男子では王の「低血糖からの復活劇」、女子では上海の今季初勝利が注目されています。
男子:王楚欽と梁靖崑がけん引、山東が江蘇に完勝
試合は中国・河北省雄安で行われた中国卓球スーパーリーグの一戦です。山東は江蘇を相手に3-0のストレート勝ちを収め、開幕からの連勝を4に伸ばしました。
第1試合のダブルスでは、山東の梁靖崑と林昀儒が、江蘇の梁燕寧/宋卓衡ペアを11-7、11-9、11-6のストレートで下し、チームに先制ポイントをもたらしました。
続く第2試合の男子シングルスで登場したのが、世界ランキング2位の王楚欽です。王は江蘇の全開源と対戦し、第2ゲームの途中で低血糖に見舞われながらも、治療を受けてプレーを再開し、11-9、13-11、11-2で勝利。これで山東が2-0と王手をかけました。
第3試合のシングルスでは、梁靖崑が再びコートに立ち、江蘇の宋卓衡を11-9、11-5、11-6と寄せつけずにストレート勝ち。山東は3試合連続ストレートでの完封勝利となり、リーグ4連勝を決めました。
低血糖でも崩れないトップ選手の自己管理
王楚欽は試合後、「いつも通りプレーしようとしましたが、第2ゲームで大きくリードしながら集中を欠いてしまった」と振り返りました。さらに、「第2ゲームの途中で血糖値が下がっていると感じたが、チョコレートを食べて飲み物を取り、少し楽になった」と、試合中に体調を立て直した様子も明かしています。
世界トップレベルの選手でも、長時間の試合や移動でコンディションが乱れることは少なくありません。今回の王の対応は、フィジカルだけでなく、体調変化を素早く察知し、適切にリカバリーする自己管理能力の高さを示したと言えます。
女子:上海が黄石に3-0、今季初白星
同じく中国卓球スーパーリーグの女子では、上海が黄石を3-0で下し、今季初勝利を挙げました。
第1試合のダブルスでは、上海の陳熠と孫銘陽が、黄石の王天一/韓菲児ペアと対戦。12-10で接戦の第1ゲームをものにすると、続く2ゲームも11-8、11-6で連取し、チームに勢いをつけました。
第2試合のシングルスでは、上海の何卓佳が黄石の海外選手、韓国の申裕斌と対戦しました。第1ゲームを11-9の僅差で制した何は、その後の2ゲームを11-5、11-7で連取し、要所を締める勝負強さを見せました。
続く第3試合では、陳熠が韓菲児との接戦を13-11、11-8、11-7で制し、ストレート勝ちで締めくくりました。これで上海はストレートでの3-0勝利となり、待望のシーズン初白星を手にしました。
中国卓球スーパーリーグを見るポイント
中国卓球スーパーリーグは、五輪王者や世界ランク上位選手が多数出場する、世界でも屈指のレベルを誇る国内リーグです。今回のように、一つの対戦の中でダブルスとシングルスを組み合わせてチームの総合力を競う点も特徴です。
- 世界トップ選手同士の対戦がシーズンを通じて高頻度で見られる
- 若手とベテランが同じ舞台で競い合い、新しいスターが生まれやすい
- 代表選考や国際大会への勢いを左右する実戦の場としての役割
日本やアジアの卓球ファンにとっても、中国卓球スーパーリーグの結果や内容は、世界の勢力図を読むうえで重要な材料になります。王楚欽のようなスター選手のコンディションや、上海のような強豪クラブの立て直しは、今後の国際大会のトレンドを占うヒントとなるでしょう。
今回の試合では、スコア上は山東と上海の完勝に見えますが、その裏には一人ひとりの選手の体調管理やメンタル、チームとしての戦略が詰まっています。短いハイライト動画だけでなく、スコアの推移や選手コメントにも目を向けることで、卓球の奥行きがいっそう見えてきます。
Reference(s):
Wang Chuqin helps Shandong edge Jiangsu for fourth straight CTTSL win
cgtn.com







