サッカー中国代表、バーレーンに1-0勝利 18歳ワン・ユードンがW杯予選最終戦で決勝弾
2026年FIFAワールドカップ(W杯)アジア予選で、中国代表がバーレーン代表に1-0で勝利し、予選最終戦を18歳の新星が決める劇的な形で締めくくりました。突破は逃したものの、中国サッカーにとって次世代への手応えを感じさせる一戦となりました。
18歳ワン・ユードンが土壇場PK弾
試合は中国南西部の重慶で行われました。すでに中国とバーレーンの両チームとも、インドネシア戦とサウジアラビア戦での敗戦により、次のアジア予選プレーオフ段階への進出の可能性を失っていました。そのため、この一戦は互いにとって予選を締めくくる意地の試合となりました。
前半は両チームとも決定機が少なく、慎重な展開が続きました。スコアは0-0のまま折り返します。
後半に入ると、中国代表が主導権を握ります。特に18歳のフォワード、ワン・ユードン(Wang Yudong)が左サイドから再三ドリブルで仕掛け、シュートチャンスを作りましたが、バーレーンのゴールキーパーの好守に阻まれ続けました。
均衡がついに破れたのは後半アディショナルタイムの93分でした。途中出場のワン・ズーミン(Wang Ziming)が左サイドからクロスを入れると、相手ディフェンダーのハンドを誘い、ペナルティーキック(PK)を獲得。キッカーを任されたワン・ユードンは、落ち着いてゴール右隅にボールを流し込み、自身にとって代表初ゴールとなる決勝点を挙げました。
中国代表の予選成績:3勝7敗でグループ5位
中国代表は、この試合の勝利でワールドカップ予選3ラウンドを通算3勝7敗とし、勝ち点9を獲得しました。グループCでは5位となり、バーレーンに勝ち点3差をつけて予選を終えています。
それでも、2026年大会への出場権獲得はなりませんでした。中国男子代表は、これで6大会連続でFIFAワールドカップ本大会出場を逃したことになります。
結果と収穫:若手台頭が示すもの
今回の予選では、成績面では思うような結果には届きませんでしたが、このバーレーン戦で存在感を示した18歳のワン・ユードンのような若手の台頭は、中国サッカーにとって明るい材料といえます。
- 左サイドからのスピードある突破で相手ディフェンスを何度も崩したこと
- 90分を過ぎたプレッシャーのかかる場面で、冷静にPKを決めたメンタルの強さ
- 代表初ゴールを最終戦の決勝点という形で決めた勝負強さ
こうした要素は、中国代表が今後のアジアの戦いで存在感を高めていくうえで重要なピースになりそうです。
アジアサッカー全体から見た意味
アジア予選では、近年インドネシアをはじめとする東南アジア勢の躍進も目立ちます。今回、中国代表はそのインドネシアに敗れ、予選突破を逃す一因となりました。
一方で、人口もサッカー人口も多い中国本土の代表チームが、若手を中心に再成長していけば、アジア全体の競争力がさらに高まり、国際舞台での存在感も増していく可能性があります。
日本のファンにとっても、近隣のアジア勢の動向は無関係ではありません。中国代表がどのように世代交代を進め、国際舞台への再挑戦を図っていくのかは、今後のアジアサッカーを考えるうえで重要なポイントとなるでしょう。
これから注目したいポイント
2026年W杯への道は閉ざされたものの、中国代表の歩みはここで終わるわけではありません。今後の国際試合や次のW杯サイクルに向けて、注目したい点を整理します。
- ワン・ユードンをはじめとする若手アタッカーの起用機会が増えるか
- アジアのライバル国と比べたときの戦術面・フィジカル面の強化策
- 国内リーグと代表チームの連携強化による選手育成の方向性
バーレーン戦のラストプレーで決まった1点は、単なる一勝以上の意味を持つかもしれません。6大会連続で本大会出場を逃した経験を、どのように次の成長につなげていくのか。中国代表の次の一歩に注目が集まります。
Reference(s):
China beat Bahrain 1-0 to end FIFA World Cup 2026 qualifying campaign
cgtn.com








